三角猫の生態

楽しく貧乏に暮らすための工夫とか節約術とかを書いています。

楽しい貧乏な健康管理:貧乏人は栄養失調に気を付けるんだ

人間は塩分と水分があれば何も食べなくても数日は生きられるそうだけれど、逆にいうと塩分と水分が足りなくなるといろいろな病気のもとになる。

●貧乏人が粗食しているとミネラルが足りなくなる

私が学生の頃に貧乏な生活を始めて直面したのが原因不明の体調不良で、頭がぼんやりしたり力が入らなかったり鼻血が一時間止まらなかったり狭心症っぽい心臓がぎゅうーと縮むような痛みがあったりして様々な症状がでて難儀していた。大学の健康診断もあったけれど、まともに診察する気がない怠慢な藪医者が診察して、心臓が痛いと言っても気のせいだと言われて体調不良の原因がわからなかった。それ以来は私は医者は信用しないことにした。
そんなときににがりというミネラル豊富な食材があるのを知って、もしかしたらミネラル不足かもしれないと思ってにがりをコーヒーに数適入れて飲むようにしたら謎の体調不良がなくなった。医者の診断がないので確かなことはわからないけれど、にがりで体調がよくなったということはおそらく原因はミネラル不足だったようである。
私は蒸したジャガイモとかドレッシングなしのサラダとかゆで卵とかの薄い味付けの質素な料理を自炊して食べていて、高い加工食品を避けていたので、肉や野菜はちゃんと食べていたのに慢性的な塩分不足になっていたようである。現代人は塩分過多だと言われているせいで、いまどき塩分不足になるというのは盲点だった。
夏は熱中症にならないように意識的に塩分をとっていたのでまだましだったけれど、冬は起立性低血圧で風呂上がりにしょちゅう立ちくらみになってふらふらしていて、これもたぶん塩分不足が原因じゃないかと思う。男性は胃や腸で出血でもしないかぎり貧血になりにくいようで、となると立ちくらみの原因は鉄分不足で貧血になっているというよりは低血圧が原因で、塩分不足で血圧が低すぎて頭に血液や酸素がうまく運ばれていなかったわけである。
というわけで私は貧乏でも塩分にはこだわるようにしている。食塩は塩化ナトリウムだけしか入っていないけれど、海水から作った天然塩は他の種類のミネラルも入っているので、数百円高くても天然塩を買うようにしている。あと私はコーヒーが好きなので、コーヒーににがりを数適入れて塩化マグネシウムを補給するようにしている。にがりが体に悪いという情報もあるようだけれど、私の個人的な感覚だとにがりを飲むほうが明らかに体調がよくなっているので、過剰摂取にならないようにちょびちょび飲んでいる。まともな食事をしている人はにがりの恩恵はあまりないだろうけれど、粗食で栄養不足な貧乏人だからこそにがりの効果がバチバチ出ているのだろうと思う。
謎の体調不良になっている貧乏な人はにがりを試してみるとよいですよ。

●水分が足りないと万病のもとになる

私はにがりを飲んでも治らなかった体調不良があって、足に血栓ができて肺に詰まって肺塞栓になって死にかけたり、毎年冬になると急性副鼻腔炎になって頭痛で悶絶したりしていたのだけれど、どうやらこれは慢性的な水分不足が原因だったようである。
冬に水分不足で鼻の粘膜が乾燥してウイルスに感染してしまうのが急性副鼻腔炎の原因になっていたようで、副鼻腔炎の症状を和らげようとして鼻うがいをするよりも、水分補給をして根本原因をなくすようにしたら副鼻腔炎にならなくなった。
いままでネスカフェのおまけの小さいマグカップでコーヒーを飲んでいたのだけれどこれがいけなかったようで、コーヒーは利尿作用があって水分不足になる上に、冬はマグカップがすぐに冷めてしまってコーヒーがおいしくなくなるので飲む頻度も減って、おまけに冬には汗もかかないので水分不足になっていることに気づかなかったのである。そんでサーモスの420mlの大きめの真空断熱タンブラーがスーパーの在庫処分で安く売っていたのでそれに変えたら、保温性がましになっておいしいコーヒーががぶがぶ飲めるようになって、コーヒーだけでなく白湯も飲むようにしたので今は十分に水分補給ができているようである。水分不足だと血液量が減って低血圧にもつながるようで、風呂に入る前に水分と塩分を取るようになったらたちくらみが起きにくくなった。あと水分補給で唾液も増えたようで、歯磨きにも気を付けるようになったので虫歯にならなくなった。
肺塞栓は玉ねぎと納豆を食べて自力で血栓をとかして治して、たぶん肺胞は多少は潰れているのだろうけれど今のところ再発していないようなので当面は問題なさそうである。

というわけで、貧乏な生活をしている人は、私と同じ失敗をしないように塩分と水分の補給に気を付けるとよいですよ。にがりとタンブラーを買っても病院に行くよりは安いですよ。

楽しい貧乏な節約:ホッカイロよりもミニ湯たんぽを使って節約するんだ

ホッカイロは温かさが数時間持続して便利なのだけれど、毎日使うとなるとけっこうお金がかかる。ホッカイロ30個入りで600円くらいだけれど、1日1個使うと月に600円かかることになる。ホッカイロが温まるまでシャカシャカ振るのも面倒くさい。そこでミニ湯たんぽを使うとホッカイロ代を節約できる。
ミニ湯たんぽは600-1000円くらいで売っているけれど、私は中身が入っていない容器を買うのは貧乏人としては贅沢だと思うので、ウイスキーの空き瓶をミニ湯たんぽ代わりにして使う。コンビニや酒屋で180mlのブラックニッカとかサントリーの角瓶とか、ポケットサイズの平べったい瓶に入ったウイスキーを売っているけれど、この空き瓶をミニ湯たんぽとしてつかうと懐を温めるのにちょうどよいサイズなのである。180mlのブラックニッカは300-400円くらいで買えるので、ホッカイロやミニ湯たんぽより安い。
ウイスキー瓶ミニ湯たんぽはサイズが小さい分だけお湯が冷めるのも早いけれど、ちょっとした外出で手を温める程度なら十分に役に立つ。例えば冬に車のエアコンをつけても温まるまで時間がかかって手が冷たいときとか、外出先のトイレで手を洗って冷えたので温めたいときとかにはちょうどよい。水筒代わりにして水分補給もできるので、お湯も無駄にならない。

ウイスキー瓶ミニ湯たんぽの使い方

1.ポケットサイズのウイスキーを飲んで瓶を空にする。

2.空き瓶にお湯を入れて蓋をしめる。注ぎ口が小さいので、お湯を入れる時にこぼしてやけどしないように注意する。漏斗を使うとお湯を入れやすい。

3.そのままだと瓶が熱くて持てないので、巾着袋とかに入れて適度に断熱する。

4.持ち歩いて懐や手を温める。ポケットに入れたまま転んで瓶を割るとお湯がかかって危ないので、転ばないように注意する。

5.お湯がぬるくなったら飲んでアル中のふりをする。

 

楽しい貧乏な健康管理:冬に寝るときに暖房費用をかけずに手足を温める方法

冬になると手足の指が冷たくなって、なかなか寝付けないのが困る。寝るときに靴下を履くと汗をかきすぎてかえって足が冷えて逆効果になるし、かといって素足でも布団が温まるまで時間がかかってつらい。湯たんぽもかさばって邪魔になるし、毎晩ゆたんぽを用意するのは面倒くさい。というわけで、私がやっている暖房費用をかけずに手足を温める方法を紹介します。

●足の筋肉を鍛えて血流をよくする

冬は運動不足になりがちで足の血流が悪くなるけれど、トイレに行ったときについでに運動して血流を改善すると血栓予防にもなる。
スクワットしたりつま先立ちしたりしてふとももやふくらはぎの筋肉を鍛えて血流量を増やすと、そのぶん足が冷えにくくなる。寝る前に筋トレしてしまうと心拍数が上がってアドレナリンが出て寝れなくなるので、寝る前はストレッチ程度の運動でよい。

●寝る前に白湯を飲む

これは水分補給をしながらコップの熱で手の指を温めることができて一石二鳥である。お腹がぽかぽかすると寒さが緩和された気分になるし、空腹も紛らわすことができる。

●布団の中で体温で手足を温める

そもそも手足が冷たくなる原因は寒い空気にさらされて毛細血管が縮んで血流が悪くなって暖かい血液が指先に届かなくからである。ということは、冷たい空気に触れないように指先を温めれば効率よく温められるわけである。

・手の指を温める方法

胸の前で腕を組むようにして、脇の下に手を挟んで体温で温める。脇は動脈があるのでけっこう暖かい。

・足の指を温める方法

足の指は心臓から一番遠いので温まりにくいうえに、冷たい廊下とかを歩くとすぐに熱が奪われて冷たくなってしまうので、布団に入る前になるべく足を冷やさないようにするのがまず大事である。
布団に入ったらあぐらをかくような形で、右足のつま先を左足の膝の裏に入れて、左足も同様につま先を右足の膝の裏に入れて、ふとももとふくらはぎでつま先を挟んで体温で温める。足の裏をふとももにぴったりくっつけるとほんのり暖かい。体が硬い人は片足ずつ温めるとよい。

この方法は簡単でお金がかからないので、暖房費用を節約したい人は試してみるとよいですよ。

 

楽しい貧乏な哲学:幸福の奪い合いをやめるんだ

資本主義は終わると言われていて、世界各地で何度も経済危機が起きて貧富の格差が拡大しているけれど、幸福の尺度が定まっていないことが資本主義社会で問題が起きる原因ではないかと思う。

●何のために競争するのか

資本主義社会では国内外の同業他社と競争することが良いこととしてとらえられているけれど、そもそも何のために競争するのか、競争が幸福につながるのかという競争の是非を考えるべきである。
すべての競争がよい競争でもなく、すべての競争が悪い競争でもない。競争の良し悪しは目的による。例えば学校で全員がスポーツマンを目指しているわけでもないので運動を強要して優劣をつけるのもおかしいけれど、スポーツに優劣があるのは当然なので順位を競わないのもおかしい。つまりこれは競争の目的が違う人同士が無理やりごっちゃにされるから競争してもしなくても批判が起きるわけで、スポーツのガチ勢は上位を競って、他の人は自己ベストを目安にして体力づくりができればよい話である。
ビジネスでの競争でも目的が間違っている競争がある。客や下請けや従業員の幸福の搾取をする類の競争をすると、ブラック企業化して社会が荒廃する。バブル崩壊後の競争はこの類の競争で、企業は他人を幸福にするために仕事するのでなく、自社が利益を出すために他人から幸福を搾取するようになった。
幸福の奪い合いをさせる類の競争もある。一部のスマホゲームでも他のゲームと面白さを競うのでなく、客同士を競わせるためにガチャで強いキャラや強化アイテムを売って儲けるやり方をしていて、子供が親のクレジットカードを使って大金を使って社会問題になった。正月の福袋とかで個数限定のセールをやって客に行列を作らせて商品の奪い合いをさせて話題づくりする店もあるけれど、常連客への還元というより転売ヤーの金儲けに使われたりする。こういう得した客と損した客の優劣がついて幸福を奪い合わせるようなビジネスをやっても、それは生活の充実や社会の発展にはつながらない。
そもそも働いている個々の労働者が成長して所得が増えることがなければ需要が増えないので、企業が長期的に成長することはない。そこを見ないふりをして人件費をコストとして抑制して、低賃金労働者を使いつぶしていくら最高利益を出して内部留保が増えてもGDPはあまり増えていない。そこで物やサービスを適正価格で売るのでなく、低賃金労働者から金を搾り取るビジネスが生まれて、いたるところで幸福の奪い合いが起きている。経営者も労働者ももはや幸福の奪い合いに慣れきってしまっているのが日本経済が停滞してイノベーションが起きない原因じゃないかと私は思う。
私は他人の幸福を奪って自分が幸福になる類の競争に参加するつもりはない。そんな浅ましいことをして金を稼いで幸福になるより、儲からなくても社会の役に立つ仕事をして貧乏なままのほうがましである。

●金持ちになっても幸福度はたいして増えない

そもそも何のために金を稼ぐ必要があるのか。たいていの人は生活のためや、自己実現の活動資金を貯めるために金を稼ぐわけで、年収800万円以上になってもたいして幸福度が増えないという調査結果もある。じゃあ個人がそれ以上の金を稼ぐ必要はあるのだろうか。
カルロス・ゴーンは2017年に日産とルノー三菱自動車から合計19億円の報酬をもらって、もらいすぎだと批判されていたようだけれど、それでもまだ足りなかったようで日産の2011年3月期~15年3月期までの5年度分の有価証券報告書に実際は計約99億9800万円だった報酬を計約49億8700万円と50億円も過少に記載したのが告発されて逮捕された。ゴーンは年収が19億円あって資産が何十億円あってもまだ満足できないのなら、いったい何百億円あれば彼は幸せになれたのだろうか。
インフラが整備された先進国は庶民でもある程度幸福な生活ができるし、廉価品と高級品の性能差はたいしてないので、大金持ちになって高いものを買わないと幸せになれないわけでもない。回転ずしと高い寿司屋の価格差は10倍くらいで、安いSIMフリースマホと新しいiPhoneの価格差は10倍くらいで、軽自動車と高級車の価格差は10倍くらいで、中古マンションと新築高層マンションの価格差は10倍くらいで、日本の国立大学とアメリカの名門大学の学費の差は10倍くらいである。じゃあ年収が10倍になって物やサービスに10倍金を払ったら10倍幸せになるかというとそうでもなくて、高い寿司屋で食べてもちょっとおいしい程度で栄養はたいして変わらないし、高いスマホはちょっとサクサク動いて写真がきれいになる程度で使うアプリは結局同じだし、車は安全性や乗り心地がちょっと向上するものの10倍速く走れるわけでもないし、高い所に住んでも景色がちょっと変わる程度で寝るのに必要なベッドのサイズは変わらないし、ハーバードを卒業したところで育ちのいい知り合いがちょっと増える程度で東大より10倍知識が身につくわけでもない。その程度のほんのちょっとの幸福を得るために、家族と話す時間さえないほどの長時間労働したり、健康を害するほど仕事でストレスをためたりするのは、本当に金と幸福のつり合いがとれているのか疑問である。
貧乏人が物欲にとらわれると、それがきっかけでバリバリ働いて成功する場合もあるけれど、物欲のコントロールに失敗した場合は買い物依存症になって借金まみれになったり、欲しいものが手に入らなくて苦しむくらいなら死ぬというアノミー的自殺につながったりする。何のために金を稼ぐのかという目的を定めなければ、金を稼ぐこと自体が目的になってしまい、そうなるともはや目的のない人生を生きて、死ぬまで満たされない呪いをかけられているようなものである。

●貧乏人が幸福になるにはエピキュリアンを目指すとよい

エピクロスという哲学者が快楽主義の創始者で、快楽主義者のことをエピキュリアンともいう。エピクロスは持病で苦しみながら哲学教室で弟子に哲学を教えて質素に暮らした人である。エピクロスの快楽主義がどいうものなのか簡単に言うと、欲に惑わされずに健康で穏やかに生きて不幸や不快を最小化しようという考え方である。快楽主義というと快楽を追及して酒池肉林に溺れているウェーイ系のように誤解されるけれど、そういう快楽を最大化させようとする考え方は功利主義と呼ばれていて、エピクロスの快楽主義はその逆で足るを知って穏やかに生きる生き方である。
資本主義社会では年収が多いと偉いと勘違いしている人が多いけれど、そもそも人間は生涯所得コンテストで競っているわけではないし、死ぬまでにやりたいことをやって自分の人生の目的を達成することができれば年収や資産がいくらだろうと関係ない。女性は些細な年収や学歴の違いでマウンティングしたがるようだけれど、自分がどれほど幸福なのかを他人と比較したがり、あれがほしいこれがほしい金が足りないと文句を言う人は人生の目的や幸福を理解していないのではなかろうか。ロックフェラー一族だろうが不老不死にはなれなくて100年程度で人は死ぬし、どんなに財産を貯め込もうがいずれは他の誰かの物になるので、金を稼ぐことに人生をかけてまで執着する価値はない。金がないのも不幸だけれど、金を得るためにストレスが大きくなりすぎたり自由がなくなったりしても幸福でなくなるので、快楽と不快の均衡点を見つけてその程度で満足して心の平静を得ればよいではないか。幸福の奪い合いのサイクルから抜け出して、他人との財産や幸福の比較を辞めれば、他人がいくら儲けただの何のブランドを持っているだのということに煩わされなくなって、自分の人生の目的のために専念できるようになる。それが衣食足りて礼節を知る誇り高い貧乏人の生き方である。
ところで私はしまむらの創業祭でセールになっていた500円のパーカーを買ったのだけれど、高いブランド服なんかなくてもしまむらの服で十分幸せである。しまむらこそが日本の未来を担う真のファッションセンターである。というわけで、貧乏人は外国人実習生から搾取するブランド服を買うよりも、ちゃんと従業員の幸福を考えて経営しているしまむらで買い物して、幸福を分け合うサイクルに参加するとよいですよ。

楽しい貧乏な趣味:釣りで遊びつつ食費を節約するんだ

釣りは遊びと食料調達が両立できる貧乏人向けの趣味である。川での釣りは遊漁券が必要な場合があるし魚も小さいし泥臭かったりするけれど、海での釣りは漁業権がいるエビやタコとかの一部の魚介類以外は誰でも無料で釣ってよいし大きくておいしい魚が釣れるので、海釣りがお勧めである。自分で食べきれないくらい大量に釣ったら余った分を知り合いにあげて、代わりに野菜とかをもらえば食費を節約できる。というわけでおかずを調達したい貧乏人向けの釣りのやり方を紹介するので、自分の体力や近所の釣りポイントに合わせた釣り方を見つけるとよいですよ。

●穴釣り

穴釣りは魚が隠れていそうな岩場や波けしブロックの隙間に餌を落とすだけの釣りで、15-30センチのアイナメカサゴメバルなどの煮つけに向いたおいしい根魚が釣れる。装備はホームセンターの釣りコーナーで売っている1000円の短い竿とリールのセットと、針はブラクリという重りと針がセットになったやつだけでよくて仕掛けが単純で、餌も魚肉ソーセージやちくわの細切りやワームで十分なので、生きているイソメを触れない人でも安心である。波けしブロックの上を歩かずに堤防から釣れば危険も少ない。あまり大きな魚は期待できないものの、釣りに装備や技術が必要なくて座りながら釣りができて体力消費も少ないので、根がかりにだけ気を付ければ初心者や子供でも気軽に釣りができる。カニや貝を現地で調達すれば餌代も節約できる。

簡単さ  :★★★★★
安さ   :★★★★★
魚の大きさ:★★☆☆☆
魚の量  :★★☆☆☆

●サビキ釣り

サビキ釣りはサビキという針がたくさんついている仕掛けを使って、かごから餌をばらまいて小魚を寄せて堤防付近に回遊してくる10-30センチのアジやサバやカマスなどの小魚を狙う釣りである。針が根がかりがしにくいので初心者向けだけれど、針が多い分だけ隣で釣りをしている人の仕掛けに絡まりやすいので、潮の流れがある場所では隣の釣り人とは十分距離をとって釣るほうがよい。釣具屋で3000円くらいで売っている竿とリールのセットと、サビキ釣りの仕掛けと餌を買えばすぐに始められるけれど、フグやカワハギが針を飲み込んで糸を切ったりするので予備の針も必要だし、糸と針を結んだりする程度の基礎技術も覚えたほうがよい。魚は小さくても簡単に大量に釣れるし、冷凍のオキアミを小分けして解凍して使えば無駄にならないので、近所に小魚が回遊する堤防があるならサビキ釣りが一番コスパが良い。

簡単さ  :★★★★☆
安さ   :★★★★☆
魚の大きさ:★☆☆☆☆
魚の量  :★★★★★

●フカセ釣り

餌を海に直接撒いて魚を集めて、そこに餌を付けた針を紛れ込ませて、クロダイメジナなどの中型の魚の警戒心を少なくして狙う釣り方である。サビキ釣りと似ているけれど、針が一本でサビキ釣りよりも大きめの魚を狙う点が違う。釣り場のポイント選びをしたり、魚がいそうな水深に合わせてウキや餌の種類を調節したり、魚の大きさに合わせて針の大きさを変えたりする知識が必要なので中級者向けである。ウキとか餌を混ぜるバッカンとか海水を汲むバケツとか、サビキ釣りよりも装備が必要になる。撒き餌で魚を集めやすいので何も釣れないということはないものの、ある程度大きな魚を釣らないと餌代を損する。

簡単さ  :★★★☆☆
安さ   :★★★☆☆
魚の大きさ:★★★☆☆
魚の量  :★★★☆☆

●ジギング/ルアー釣り

ジグやルアーという小魚の形をしたやつで釣りをする釣り方で、ヒラメ、ブリ、サワラ、スズキ、タチウオなどの小魚を食べるような30-80センチの中型から大型の魚が釣れる。浜辺や堤防からジギングをするのをショアジギングと言って、船に乗る金がない貧乏人はショアジギングでできるだけ大きな魚を狙いたいところである。サビキの先っぽにジグを付けたジグサビキ釣りだと小魚も幅広く狙うことができる。ジグを遠くの狙ったところまで投げたり、魚を誘うためにジグを動かすアクションをしたり、魚がいる水深をさぐったり、タイミングよくフッキングしたりするのに技術が必要で、ジギングで狙った魚が釣れるくらいに釣りがうまくなるとたいていの魚は釣れるようになる。
ジグは数百円して結構高いうえにロストしやすいし、魚や天候に合わせて何種類か色や大きさが違うジグが必要だし、大きな魚を釣るために竿やリールや糸もちゃんとしたものが必要なので初期費用もそれなりにかかる。装備をそろえるのに1万円くらいかかっても、30-40センチの魚をスーパーで買うと300-400円くらいだとすると30匹釣れば装備の元はとれる。しかし釣りが下手だと根がかりでジグをロストして赤字になるし、何も釣れないことも多い。何度もジグを投げて竿をしゃくるのは疲れるし、歯が鋭い魚が糸を切ったり、魚から針を外すのが大変だったり、風が強いときに糸が絡まったりして道具のメンテナンスもけっこう大変なので、釣りに慣れて小魚を釣るのに飽きた中級者向けである。ジギングで刺身にできるサイズの魚がぽんぽん釣れるようになると貧乏人の食卓がすごく豪華になるのでおすすめである。

簡単さ  :★★☆☆☆
安さ   :★★★☆☆
魚の大きさ:★★★★☆
魚の量  :★★☆☆☆

↓実家に帰ったときに親父とショアジギングをしたらベイトを追っていた青物の群れがいて30-40センチのイナダ8匹とサゴシ9匹を爆釣した。GearBestで買った格安のクリップオン式の偏光サングラスも役に立って、波頭で青物がうようよ泳いでいるのが見えて面白かった。f:id:catriangle:20181027033237j:plain

 

●泳がせ釣り

サビキ釣りで釣った小魚を生きたまま餌にして50-100センチの大きな魚を狙う釣りで、大きな魚がかかっても折れないような高くて頑丈な竿や、ドラグを調節できる高いリールや、魚を上げるためのタモや、クーラーボックスなどの数万円の装備が必要で、根ズレして糸を切らないためのコントロールの技術も必要なので上級者向けである。大物が釣れるスポットはたいてい磯靴やライフジャケットが必要な岩場だったりして危ないし、装備がそろっていないとせっかく魚が針にかかっても竿が重さに耐えられずに折れたり魚がタモに入りきらなかったりして釣り上げられなくてかえって損をするし、大きな魚を捌くのにも出刃包丁や三枚おろしの技術が必要なので、装備や技術がないうちはやらないほうがよい。装備に金をかけてできるだけ大物を狙う釣り方でコスパが悪いので、ちょっとしたおかずがあればいいやという貧乏人には向いていない。巨大ヒラメやクエなどの高級魚を魚屋に売ったり、YouTubeで釣りチャンネルを開設したりして副業になるので、釣りがうまい貧乏人は泳がせ釣りで大物を狙うのを最終目標にするとよい。釣り系YouTuberの大物が釣れた動画は数百万回も再生されていて、動画の広告料だけで何十万円も稼げたり、釣り具メーカーがスポンサーについたりするようである。

簡単さ  :★☆☆☆☆
安さ   :★☆☆☆☆
魚の大きさ:★★★★★
魚の量  :★☆☆☆☆

 

●海に安全な場所はないことに注意

海では2-3時間に一度のタイミングで急に大波がくることがあるので、波が穏やかだからといって波打ち際や海面すれすれの岩場で釣りをするのは危ない。特に外洋と接しているところだと引き波で沖に流されたら救助が難しいし、波けしブロックの隙間に落ちたら自力で這い上がるのは無理だったりするので、自己責任で最大限に注意を払わないといけない。釣りの経験が浅い人や親の釣りについてきた子供とかが波にさらわれたり海に落ちたりするので、上級者が釣りに夢中になって同行した初心者を放っておくのも危ない。オニカサゴカツオノエボシヒョウモンダコやウミヘビなどの猛毒をもつ生物もいる。おかずを調達するためにけがをしたり死んだりしたら割に合わないので、釣りをするときには自分の身を守る準備をして、スマホを防水ケースに入れたり、ライフジャケットを着たり、海岸に漂着したゴミを踏んで怪我して破傷風になるを防ぐための消毒液やバンドエイドを携帯したり、満潮と干潮の時間を調べたり、波や風が強かったら潔く釣りを切り上げて帰ったりして、安全を最優先でやるとよいですよ。