三角猫の生態

楽しく貧乏に暮らすための工夫とか節約術とかを書いています。

楽しい貧乏な健康管理:貧乏人は栄養失調に気を付けるんだ

人間は塩分と水分があれば何も食べなくても数日は生きられるそうだけれど、逆にいうと塩分と水分が足りなくなるといろいろな病気のもとになる。

●貧乏人が粗食しているとミネラルが足りなくなる

私が学生の頃に貧乏な生活を始めて直面したのが原因不明の体調不良で、頭がぼんやりしたり力が入らなかったり鼻血が一時間止まらなかったり狭心症っぽい心臓がぎゅうーと縮むような痛みがあったりして様々な症状がでて難儀していた。大学の健康診断もあったけれど、まともに診察する気がない怠慢な藪医者が診察して、心臓が痛いと言っても気のせいだと言われて体調不良の原因がわからなかった。それ以来は私は医者は信用しないことにした。
そんなときににがりというミネラル豊富な食材があるのを知って、もしかしたらミネラル不足かもしれないと思ってにがりをコーヒーに数適入れて飲むようにしたら謎の体調不良がなくなった。医者の診断がないので確かなことはわからないけれど、にがりで体調がよくなったということはおそらく原因はミネラル不足だったようである。
私は蒸したジャガイモとかドレッシングなしのサラダとかゆで卵とかの薄い味付けの質素な料理を自炊して食べていて、高い加工食品を避けていたので、肉や野菜はちゃんと食べていたのに慢性的な塩分不足になっていたようである。現代人は塩分過多だと言われているせいで、いまどき塩分不足になるというのは盲点だった。
夏は熱中症にならないように意識的に塩分をとっていたのでまだましだったけれど、冬は起立性低血圧で風呂上がりにしょちゅう立ちくらみになってふらふらしていて、これもたぶん塩分不足が原因じゃないかと思う。男性は胃や腸で出血でもしないかぎり貧血になりにくいようで、となると立ちくらみの原因は鉄分不足で貧血になっているというよりは低血圧が原因で、塩分不足で血圧が低すぎて頭に血液や酸素がうまく運ばれていなかったわけである。
というわけで私は貧乏でも塩分にはこだわるようにしている。食塩は塩化ナトリウムだけしか入っていないけれど、海水から作った天然塩は他の種類のミネラルも入っているので、数百円高くても天然塩を買うようにしている。あと私はコーヒーが好きなので、コーヒーににがりを数適入れて塩化マグネシウムを補給するようにしている。にがりが体に悪いという情報もあるようだけれど、私の個人的な感覚だとにがりを飲むほうが明らかに体調がよくなっているので、過剰摂取にならないようにちょびちょび飲んでいる。まともな食事をしている人はにがりの恩恵はあまりないだろうけれど、粗食で栄養不足な貧乏人だからこそにがりの効果がバチバチ出ているのだろうと思う。
謎の体調不良になっている貧乏な人はにがりを試してみるとよいですよ。

●水分が足りないと万病のもとになる

私はにがりを飲んでも治らなかった体調不良があって、足に血栓ができて肺に詰まって肺塞栓になって死にかけたり、毎年冬になると急性副鼻腔炎になって頭痛で悶絶したりしていたのだけれど、どうやらこれは慢性的な水分不足が原因だったようである。
冬に水分不足で鼻の粘膜が乾燥してウイルスに感染してしまうのが急性副鼻腔炎の原因になっていたようで、副鼻腔炎の症状を和らげようとして鼻うがいをするよりも、水分補給をして根本原因をなくすようにしたら副鼻腔炎にならなくなった。
いままでネスカフェのおまけの小さいマグカップでコーヒーを飲んでいたのだけれどこれがいけなかったようで、コーヒーは利尿作用があって水分不足になる上に、冬はマグカップがすぐに冷めてしまってコーヒーがおいしくなくなるので飲む頻度も減って、おまけに冬には汗もかかないので水分不足になっていることに気づかなかったのである。そんでサーモスの420mlの大きめの真空断熱タンブラーがスーパーの在庫処分で安く売っていたのでそれに変えたら、保温性がましになっておいしいコーヒーががぶがぶ飲めるようになって、コーヒーだけでなく白湯も飲むようにしたので今は十分に水分補給ができているようである。水分不足だと血液量が減って低血圧にもつながるようで、風呂に入る前に水分と塩分を取るようになったらたちくらみが起きにくくなった。あと水分補給で唾液も増えたようで、歯磨きにも気を付けるようになったので虫歯にならなくなった。
肺塞栓は玉ねぎと納豆を食べて自力で血栓をとかして治して、たぶん肺胞は多少は潰れているのだろうけれど今のところ再発していないようなので当面は問題なさそうである。

というわけで、貧乏な生活をしている人は、私と同じ失敗をしないように塩分と水分の補給に気を付けるとよいですよ。にがりとタンブラーを買っても病院に行くよりは安いですよ。