三角猫の生態

楽しく貧乏に暮らすための工夫とか節約術とかを書いています。

楽しい貧乏な節約:寒波でも暖房費用を節約するんだ

今期最強の寒波が来て東京は48年ぶりの冷え込みらしい。しかし貧乏人は寒いからといって無尽蔵に暖房を使うわけにはいかないのである。というわけで私がやっている暖房費用の節約術を紹介する。

●暖房を使わずに温まって暖房費用を節約する

・厚着して温まる

私の部屋は室温10-13度くらいで、部屋着は長袖Tシャツ、長袖フリース、パーカーだけれど、これだけだとけっこう寒い。そこでダウンベストを着て、指なし手袋をして、ネックウォーマーをつけるとあまり寒く感じなくなる。耳が寒いときはパーカーのフードをかぶればよい。ダウンベストよりダウンジャケットのほうが暖かいものの、ダウンジャケットだとさすがにかさばって動きにくいし、ずっと着ていると肩がこるので、腕がちょっと寒くてもダウンベストのほうが部屋着としては楽である。

・暖かいご飯を食べて温まる

ご飯を食べると吸収された栄養素が分解されて体温が上がる現象を食事誘発性熱産生というそうな。私は筋肉質なほうでご飯を食べるとすぐ体が温まる。しかしお菓子とかでは体が温まらないので、ちゃんと暖かいご飯を食べるようにしている。
朝起きて布団から出たときが一番寒いので、私は暖かいコーヒーを飲んで一息ついてから暖かい朝ごはんを食べるようにしている。

・運動して温まる

厚着して保温性を高めたうえで運動すれば体が温かくなる。冬は寒くて動きたくなくなりがちなので、私はコーヒーを入れたりトイレにいったりする合間にスクワットをしたりストレッチしたり変な踊りをしたりしてこまめに運動するようにしている。

・風呂に入って温まる

私のアパートは追い炊きができないタイプのユニットバスで30分もするとお湯がぬるくなってしまうので、風呂には長居できないものの、それでも十分体が温まる。風呂で体が温まったら、体が冷えないうちに布団に入ってしまうと気分よく眠れる。

・布団で温まる

私は羽毛布団が最強の暖房だと思っている。羽毛布団から出なければ室温が何度だろうがぜんぜん寒くない。冬は羽毛布団にくるまって寝ている間が一番幸福である。

●暖房の範囲を最小限にして暖房費用を節約する

一人暮らしなら暖房をがんがんつかって部屋全体を暖めるより、ダウンベストを着て自分ひとりが温まるほうが効率がいいし安上がりである。しかしそれだと足が寒いので、足だけは暖房器具に頼ることにする。
私が使っている暖房器具は40Wの一人用のミニホットマットだけである。中古で500円で買って型番の印刷も削れて読めないくらい古いものだけれど、ちゃんと暖かくなる。40Wだと電気代は1時間あたり0.54円なので、1日中つけっぱなしにしていても13円、1ヶ月つけっぱなしにしていても400円しかかからない。毛布で足をくるんで下にホットマットを置けばぬくぬくである。ちなみに私は冬でも家の中では靴下を履かない。個人的に靴下の締め付けが嫌いだし、締め付けがゆるかったらゆるいで邪魔な感じがして脱ぎたくなるので、外出するときにしか靴下は履かない。


いちおうセラミックファンヒーターも持っているものの、来客のときにしか使わない。部屋にエアコンがついているものの、暖房としてはあまり役に立たないので冬はまったく使わない。

●暖房器具が壊れたら、買い換えるより代用して節約する

・暖房器具はすぐ壊れるのであてにしない

私は前は普通にこたつや赤外線ストーブとかの暖房器具に頼っていたのだけれど、こたつのヒーターが2年で壊れて、代わりにミニこたつを買ったらこのヒーターも1シーズン使っただけで壊れた。赤外線ストーブも2年で壊れた。あまりに壊れまくって頭にきたので赤外線ヒーター系の暖房器具はもう買わないことにした。

・偽コタツは安あがり

偽コタツというのはこたつの中にヒーターがなくて毛布があるだけの状態で、毛布の中に外部から熱を入れて暖めるのである。
15年前のセラミックファンヒーターは赤外線ヒーターと違っていまだに壊れずにいて使い勝手がよい。セラミックファンヒーターは部屋全体を暖めたり直接温風にあたって温まったりするには非力すぎるけれど、こたつホースを使ったりして毛布の下に温風を送って偽コタツとして使えば十分暖かい。
布団乾燥機は使わなくなる人が多いせいかしばしばフリマやオークションで安く売られていたりするけれど、偽コタツのヒーター代わりとしては役立つので、こたつのヒーター部分が壊れた場合はコタツ用ヒーターを買い換えるよりもファンヒーターとか布団乾燥機とか温風が出るもので熱源を代用するほうが安上がりになるかもしれない。

・非常時用のゆたんぽ

私はゆたんぽも持っている。停電しても風呂場のガスは使えるので、ゆたんぽにお湯を入れれば緊急時でも暖をとれる。冬にノロウイルスっぽいのに感染したときは全身から大量の冷や汗がでて服が汗を搾れるくらいにびちゃびちゃになって、セラミックファンヒーターだと体が温まらなくて寒くて凍え死ぬかと思ったくらい大変だったけれど、ゆたんぽを抱いておなかを直接暖められるのがかなり助かった。ゆたんぽは普段使うのにはかさばって邪魔だけれど、非常時にはたのもしいやつである。

・災害時用のホッカイロ

3月のまだ寒いときに東日本大震災が起きたけれど、インフラが破壊されて電気もガスも使えなくなったら寒さをしのぐのが厳しくなる。そんなときはホッカイロがあれば数時間は寒さをしのげる。貧乏人がホッカイロを常用するのはぜいたくだけれど、災害用の備蓄として何個かもっておきたい。

ちなみに外出している時に吹雪に巻き込まれて立ち往生したり車がエンストしたりしたときは自販機の暖かい飲み物をホッカイロ代わりにして暖をとるのに使える。自販機は死に掛けたときのライフラインになるので、外出するときは自販機で飲み物を買える程度の小銭を持っているほうがよい。

●寒さに慣れれば寒くないかもしれない

私は寝起きで布団から出るときは寒く感じるものの、いったん起きてご飯をちゃんと食べて体内で熱を作っていればあまり寒くない。皿洗いとかの水仕事はつらいものの、ちゃっちゃと済ませて冷たくなった手を手袋で暖めればよい。
私の部屋は日当たりが悪いので、風がなくて晴れている日は家の中よりも外のほうが日光が当たって暖かいくらいで、寒さに用心してダウンジャケットを着て外出しようものなら暑くて汗だくになったりする。
というわけで私は寒さに慣れたせいか、最強の寒波が来ている割には普段どおりの生活で平気だった。私の実家は雪国で朝の室温は7度くらいで体が震える寒さなので、それに比べれば東京の寒波はへっちゃらである。