三角猫の生態

楽しく貧乏に暮らすための工夫とか節約術とかを書いています。

楽しい貧乏な節約:ホッカイロよりもミニ湯たんぽを使って節約するんだ

ホッカイロは温かさが数時間持続して便利なのだけれど、毎日使うとなるとけっこうお金がかかる。ホッカイロ30個入りで600円くらいだけれど、1日1個使うと月に600円かかることになる。ホッカイロが温まるまでシャカシャカ振るのも面倒くさい。そこでミニ湯たんぽを使うとホッカイロ代を節約できる。
ミニ湯たんぽは600-1000円くらいで売っているけれど、私は中身が入っていない容器を買うのは貧乏人としては贅沢だと思うので、ウイスキーの空き瓶をミニ湯たんぽ代わりにして使う。コンビニや酒屋で180mlのブラックニッカとかサントリーの角瓶とか、ポケットサイズの平べったい瓶に入ったウイスキーを売っているけれど、この空き瓶をミニ湯たんぽとしてつかうと懐を温めるのにちょうどよいサイズなのである。180mlのブラックニッカは300-400円くらいで買えるので、ホッカイロやミニ湯たんぽより安い。
ウイスキー瓶ミニ湯たんぽはサイズが小さい分だけお湯が冷めるのも早いけれど、ちょっとした外出で手を温める程度なら十分に役に立つ。例えば冬に車のエアコンをつけても温まるまで時間がかかって手が冷たいときとか、外出先のトイレで手を洗って冷えたので温めたいときとかにはちょうどよい。水筒代わりにして水分補給もできるので、お湯も無駄にならない。

ウイスキー瓶ミニ湯たんぽの使い方

1.ポケットサイズのウイスキーを飲んで瓶を空にする。

2.空き瓶にお湯を入れて蓋をしめる。注ぎ口が小さいので、お湯を入れる時にこぼしてやけどしないように注意する。漏斗を使うとお湯を入れやすい。

3.そのままだと瓶が熱くて持てないので、巾着袋とかに入れて適度に断熱する。

4.持ち歩いて懐や手を温める。ポケットに入れたまま転んで瓶を割るとお湯がかかって危ないので、転ばないように注意する。

5.お湯がぬるくなったら飲んでアル中のふりをする。

 

楽しい貧乏な健康管理:冬に寝るときに暖房費用をかけずに手足を温める方法

冬になると手足の指が冷たくなって、なかなか寝付けないのが困る。寝るときに靴下を履くと汗をかきすぎてかえって足が冷えて逆効果になるし、かといって素足でも布団が温まるまで時間がかかってつらい。湯たんぽもかさばって邪魔になるし、毎晩ゆたんぽを用意するのは面倒くさい。というわけで、私がやっている暖房費用をかけずに手足を温める方法を紹介します。

●足の筋肉を鍛えて血流をよくする

冬は運動不足になりがちで足の血流が悪くなるけれど、トイレに行ったときについでに運動して血流を改善すると血栓予防にもなる。
スクワットしたりつま先立ちしたりしてふとももやふくらはぎの筋肉を鍛えて血流量を増やすと、そのぶん足が冷えにくくなる。寝る前に筋トレしてしまうと心拍数が上がってアドレナリンが出て寝れなくなるので、寝る前はストレッチ程度の運動でよい。

●寝る前に白湯を飲む

これは水分補給をしながらコップの熱で手の指を温めることができて一石二鳥である。お腹がぽかぽかすると寒さが緩和された気分になるし、空腹も紛らわすことができる。

●布団の中で体温で手足を温める

そもそも手足が冷たくなる原因は寒い空気にさらされて毛細血管が縮んで血流が悪くなって暖かい血液が指先に届かなくからである。ということは、冷たい空気に触れないように指先を温めれば効率よく温められるわけである。

・手の指を温める方法

胸の前で腕を組むようにして、脇の下に手を挟んで体温で温める。脇は動脈があるのでけっこう暖かい。

・足の指を温める方法

足の指は心臓から一番遠いので温まりにくいうえに、冷たい廊下とかを歩くとすぐに熱が奪われて冷たくなってしまうので、布団に入る前になるべく足を冷やさないようにするのがまず大事である。
布団に入ったらあぐらをかくような形で、右足のつま先を左足の膝の裏に入れて、左足も同様につま先を右足の膝の裏に入れて、ふとももとふくらはぎでつま先を挟んで体温で温める。足の裏をふとももにぴったりくっつけるとほんのり暖かい。体が硬い人は片足ずつ温めるとよい。

この方法は簡単でお金がかからないので、暖房費用を節約したい人は試してみるとよいですよ。

 

楽しい貧乏な哲学:幸福の奪い合いをやめるんだ

資本主義は終わると言われていて、世界各地で何度も経済危機が起きて貧富の格差が拡大しているけれど、幸福の尺度が定まっていないことが資本主義社会で問題が起きる原因ではないかと思う。

●何のために競争するのか

資本主義社会では国内外の同業他社と競争することが良いこととしてとらえられているけれど、そもそも何のために競争するのか、競争が幸福につながるのかという競争の是非を考えるべきである。
すべての競争がよい競争でもなく、すべての競争が悪い競争でもない。競争の良し悪しは目的による。例えば学校で全員がスポーツマンを目指しているわけでもないので運動を強要して優劣をつけるのもおかしいけれど、スポーツに優劣があるのは当然なので順位を競わないのもおかしい。つまりこれは競争の目的が違う人同士が無理やりごっちゃにされるから競争してもしなくても批判が起きるわけで、スポーツのガチ勢は上位を競って、他の人は自己ベストを目安にして体力づくりができればよい話である。
ビジネスでの競争でも目的が間違っている競争がある。客や下請けや従業員の幸福の搾取をする類の競争をすると、ブラック企業化して社会が荒廃する。バブル崩壊後の競争はこの類の競争で、企業は他人を幸福にするために仕事するのでなく、自社が利益を出すために他人から幸福を搾取するようになった。
幸福の奪い合いをさせる類の競争もある。一部のスマホゲームでも他のゲームと面白さを競うのでなく、客同士を競わせるためにガチャで強いキャラや強化アイテムを売って儲けるやり方をしていて、子供が親のクレジットカードを使って大金を使って社会問題になった。正月の福袋とかで個数限定のセールをやって客に行列を作らせて商品の奪い合いをさせて話題づくりする店もあるけれど、常連客への還元というより転売ヤーの金儲けに使われたりする。こういう得した客と損した客の優劣がついて幸福を奪い合わせるようなビジネスをやっても、それは生活の充実や社会の発展にはつながらない。
そもそも働いている個々の労働者が成長して所得が増えることがなければ需要が増えないので、企業が長期的に成長することはない。そこを見ないふりをして人件費をコストとして抑制して、低賃金労働者を使いつぶしていくら最高利益を出して内部留保が増えてもGDPはあまり増えていない。そこで物やサービスを適正価格で売るのでなく、低賃金労働者から金を搾り取るビジネスが生まれて、いたるところで幸福の奪い合いが起きている。経営者も労働者ももはや幸福の奪い合いに慣れきってしまっているのが日本経済が停滞してイノベーションが起きない原因じゃないかと私は思う。
私は他人の幸福を奪って自分が幸福になる類の競争に参加するつもりはない。そんな浅ましいことをして金を稼いで幸福になるより、儲からなくても社会の役に立つ仕事をして貧乏なままのほうがましである。

●金持ちになっても幸福度はたいして増えない

そもそも何のために金を稼ぐ必要があるのか。たいていの人は生活のためや、自己実現の活動資金を貯めるために金を稼ぐわけで、年収800万円以上になってもたいして幸福度が増えないという調査結果もある。じゃあ個人がそれ以上の金を稼ぐ必要はあるのだろうか。
カルロス・ゴーンは2017年に日産とルノー三菱自動車から合計19億円の報酬をもらって、もらいすぎだと批判されていたようだけれど、それでもまだ足りなかったようで日産の2011年3月期~15年3月期までの5年度分の有価証券報告書に実際は計約99億9800万円だった報酬を計約49億8700万円と50億円も過少に記載したのが告発されて逮捕された。ゴーンは年収が19億円あって資産が何十億円あってもまだ満足できないのなら、いったい何百億円あれば彼は幸せになれたのだろうか。
インフラが整備された先進国は庶民でもある程度幸福な生活ができるし、廉価品と高級品の性能差はたいしてないので、大金持ちになって高いものを買わないと幸せになれないわけでもない。回転ずしと高い寿司屋の価格差は10倍くらいで、安いSIMフリースマホと新しいiPhoneの価格差は10倍くらいで、軽自動車と高級車の価格差は10倍くらいで、中古マンションと新築高層マンションの価格差は10倍くらいで、日本の国立大学とアメリカの名門大学の学費の差は10倍くらいである。じゃあ年収が10倍になって物やサービスに10倍金を払ったら10倍幸せになるかというとそうでもなくて、高い寿司屋で食べてもちょっとおいしい程度で栄養はたいして変わらないし、高いスマホはちょっとサクサク動いて写真がきれいになる程度で使うアプリは結局同じだし、車は安全性や乗り心地がちょっと向上するものの10倍速く走れるわけでもないし、高い所に住んでも景色がちょっと変わる程度で寝るのに必要なベッドのサイズは変わらないし、ハーバードを卒業したところで育ちのいい知り合いがちょっと増える程度で東大より10倍知識が身につくわけでもない。その程度のほんのちょっとの幸福を得るために、家族と話す時間さえないほどの長時間労働したり、健康を害するほど仕事でストレスをためたりするのは、本当に金と幸福のつり合いがとれているのか疑問である。
貧乏人が物欲にとらわれると、それがきっかけでバリバリ働いて成功する場合もあるけれど、物欲のコントロールに失敗した場合は買い物依存症になって借金まみれになったり、欲しいものが手に入らなくて苦しむくらいなら死ぬというアノミー的自殺につながったりする。何のために金を稼ぐのかという目的を定めなければ、金を稼ぐこと自体が目的になってしまい、そうなるともはや目的のない人生を生きて、死ぬまで満たされない呪いをかけられているようなものである。

●貧乏人が幸福になるにはエピキュリアンを目指すとよい

エピクロスという哲学者が快楽主義の創始者で、快楽主義者のことをエピキュリアンともいう。エピクロスは持病で苦しみながら哲学教室で弟子に哲学を教えて質素に暮らした人である。エピクロスの快楽主義がどいうものなのか簡単に言うと、欲に惑わされずに健康で穏やかに生きて不幸や不快を最小化しようという考え方である。快楽主義というと快楽を追及して酒池肉林に溺れているウェーイ系のように誤解されるけれど、そういう快楽を最大化させようとする考え方は功利主義と呼ばれていて、エピクロスの快楽主義はその逆で足るを知って穏やかに生きる生き方である。
資本主義社会では年収が多いと偉いと勘違いしている人が多いけれど、そもそも人間は生涯所得コンテストで競っているわけではないし、死ぬまでにやりたいことをやって自分の人生の目的を達成することができれば年収や資産がいくらだろうと関係ない。女性は些細な年収や学歴の違いでマウンティングしたがるようだけれど、自分がどれほど幸福なのかを他人と比較したがり、あれがほしいこれがほしい金が足りないと文句を言う人は人生の目的や幸福を理解していないのではなかろうか。ロックフェラー一族だろうが不老不死にはなれなくて100年程度で人は死ぬし、どんなに財産を貯め込もうがいずれは他の誰かの物になるので、金を稼ぐことに人生をかけてまで執着する価値はない。金がないのも不幸だけれど、金を得るためにストレスが大きくなりすぎたり自由がなくなったりしても幸福でなくなるので、快楽と不快の均衡点を見つけてその程度で満足して心の平静を得ればよいではないか。幸福の奪い合いのサイクルから抜け出して、他人との財産や幸福の比較を辞めれば、他人がいくら儲けただの何のブランドを持っているだのということに煩わされなくなって、自分の人生の目的のために専念できるようになる。それが衣食足りて礼節を知る誇り高い貧乏人の生き方である。
ところで私はしまむらの創業祭でセールになっていた500円のパーカーを買ったのだけれど、高いブランド服なんかなくてもしまむらの服で十分幸せである。しまむらこそが日本の未来を担う真のファッションセンターである。というわけで、貧乏人は外国人実習生から搾取するブランド服を買うよりも、ちゃんと従業員の幸福を考えて経営しているしまむらで買い物して、幸福を分け合うサイクルに参加するとよいですよ。

楽しい貧乏な趣味:釣りで遊びつつ食費を節約するんだ

釣りは遊びと食料調達が両立できる貧乏人向けの趣味である。川での釣りは遊漁券が必要な場合があるし魚も小さいし泥臭かったりするけれど、海での釣りは漁業権がいるエビやタコとかの一部の魚介類以外は誰でも無料で釣ってよいし大きくておいしい魚が釣れるので、海釣りがお勧めである。自分で食べきれないくらい大量に釣ったら余った分を知り合いにあげて、代わりに野菜とかをもらえば食費を節約できる。というわけでおかずを調達したい貧乏人向けの釣りのやり方を紹介するので、自分の体力や近所の釣りポイントに合わせた釣り方を見つけるとよいですよ。

●穴釣り

穴釣りは魚が隠れていそうな岩場や波けしブロックの隙間に餌を落とすだけの釣りで、15-30センチのアイナメカサゴメバルなどの煮つけに向いたおいしい根魚が釣れる。装備はホームセンターの釣りコーナーで売っている1000円の短い竿とリールのセットと、針はブラクリという重りと針がセットになったやつだけでよくて仕掛けが単純で、餌も魚肉ソーセージやちくわの細切りやワームで十分なので、生きているイソメを触れない人でも安心である。波けしブロックの上を歩かずに堤防から釣れば危険も少ない。あまり大きな魚は期待できないものの、釣りに装備や技術が必要なくて座りながら釣りができて体力消費も少ないので、根がかりにだけ気を付ければ初心者や子供でも気軽に釣りができる。カニや貝を現地で調達すれば餌代も節約できる。

簡単さ  :★★★★★
安さ   :★★★★★
魚の大きさ:★★☆☆☆
魚の量  :★★☆☆☆

●サビキ釣り

サビキ釣りはサビキという針がたくさんついている仕掛けを使って、かごから餌をばらまいて小魚を寄せて堤防付近に回遊してくる10-30センチのアジやサバやカマスなどの小魚を狙う釣りである。針が根がかりがしにくいので初心者向けだけれど、針が多い分だけ隣で釣りをしている人の仕掛けに絡まりやすいので、潮の流れがある場所では隣の釣り人とは十分距離をとって釣るほうがよい。釣具屋で3000円くらいで売っている竿とリールのセットと、サビキ釣りの仕掛けと餌を買えばすぐに始められるけれど、フグやカワハギが針を飲み込んで糸を切ったりするので予備の針も必要だし、糸と針を結んだりする程度の基礎技術も覚えたほうがよい。魚は小さくても簡単に大量に釣れるし、冷凍のオキアミを小分けして解凍して使えば無駄にならないので、近所に小魚が回遊する堤防があるならサビキ釣りが一番コスパが良い。

簡単さ  :★★★★☆
安さ   :★★★★☆
魚の大きさ:★☆☆☆☆
魚の量  :★★★★★

●フカセ釣り

餌を海に直接撒いて魚を集めて、そこに餌を付けた針を紛れ込ませて、クロダイメジナなどの中型の魚の警戒心を少なくして狙う釣り方である。サビキ釣りと似ているけれど、針が一本でサビキ釣りよりも大きめの魚を狙う点が違う。釣り場のポイント選びをしたり、魚がいそうな水深に合わせてウキや餌の種類を調節したり、魚の大きさに合わせて針の大きさを変えたりする知識が必要なので中級者向けである。ウキとか餌を混ぜるバッカンとか海水を汲むバケツとか、サビキ釣りよりも装備が必要になる。撒き餌で魚を集めやすいので何も釣れないということはないものの、ある程度大きな魚を釣らないと餌代を損する。

簡単さ  :★★★☆☆
安さ   :★★★☆☆
魚の大きさ:★★★☆☆
魚の量  :★★★☆☆

●ジギング/ルアー釣り

ジグやルアーという小魚の形をしたやつで釣りをする釣り方で、ヒラメ、ブリ、サワラ、スズキ、タチウオなどの小魚を食べるような30-80センチの中型から大型の魚が釣れる。浜辺や堤防からジギングをするのをショアジギングと言って、船に乗る金がない貧乏人はショアジギングでできるだけ大きな魚を狙いたいところである。サビキの先っぽにジグを付けたジグサビキ釣りだと小魚も幅広く狙うことができる。ジグを遠くの狙ったところまで投げたり、魚を誘うためにジグを動かすアクションをしたり、魚がいる水深をさぐったり、タイミングよくフッキングしたりするのに技術が必要で、ジギングで狙った魚が釣れるくらいに釣りがうまくなるとたいていの魚は釣れるようになる。
ジグは数百円して結構高いうえにロストしやすいし、魚や天候に合わせて何種類か色や大きさが違うジグが必要だし、大きな魚を釣るために竿やリールや糸もちゃんとしたものが必要なので初期費用もそれなりにかかる。装備をそろえるのに1万円くらいかかっても、30-40センチの魚をスーパーで買うと300-400円くらいだとすると30匹釣れば装備の元はとれる。しかし釣りが下手だと根がかりでジグをロストして赤字になるし、何も釣れないことも多い。何度もジグを投げて竿をしゃくるのは疲れるし、歯が鋭い魚が糸を切ったり、魚から針を外すのが大変だったり、風が強いときに糸が絡まったりして道具のメンテナンスもけっこう大変なので、釣りに慣れて小魚を釣るのに飽きた中級者向けである。ジギングで刺身にできるサイズの魚がぽんぽん釣れるようになると貧乏人の食卓がすごく豪華になるのでおすすめである。

簡単さ  :★★☆☆☆
安さ   :★★★☆☆
魚の大きさ:★★★★☆
魚の量  :★★☆☆☆

↓実家に帰ったときに親父とショアジギングをしたらベイトを追っていた青物の群れがいて30-40センチのイナダ8匹とサゴシ9匹を爆釣した。GearBestで買った格安のクリップオン式の偏光サングラスも役に立って、波頭で青物がうようよ泳いでいるのが見えて面白かった。f:id:catriangle:20181027033237j:plain

 

●泳がせ釣り

サビキ釣りで釣った小魚を生きたまま餌にして50-100センチの大きな魚を狙う釣りで、大きな魚がかかっても折れないような高くて頑丈な竿や、ドラグを調節できる高いリールや、魚を上げるためのタモや、クーラーボックスなどの数万円の装備が必要で、根ズレして糸を切らないためのコントロールの技術も必要なので上級者向けである。大物が釣れるスポットはたいてい磯靴やライフジャケットが必要な岩場だったりして危ないし、装備がそろっていないとせっかく魚が針にかかっても竿が重さに耐えられずに折れたり魚がタモに入りきらなかったりして釣り上げられなくてかえって損をするし、大きな魚を捌くのにも出刃包丁や三枚おろしの技術が必要なので、装備や技術がないうちはやらないほうがよい。装備に金をかけてできるだけ大物を狙う釣り方でコスパが悪いので、ちょっとしたおかずがあればいいやという貧乏人には向いていない。巨大ヒラメやクエなどの高級魚を魚屋に売ったり、YouTubeで釣りチャンネルを開設したりして副業になるので、釣りがうまい貧乏人は泳がせ釣りで大物を狙うのを最終目標にするとよい。釣り系YouTuberの大物が釣れた動画は数百万回も再生されていて、動画の広告料だけで何十万円も稼げたり、釣り具メーカーがスポンサーについたりするようである。

簡単さ  :★☆☆☆☆
安さ   :★☆☆☆☆
魚の大きさ:★★★★★
魚の量  :★☆☆☆☆

 

●海に安全な場所はないことに注意

海では2-3時間に一度のタイミングで急に大波がくることがあるので、波が穏やかだからといって波打ち際や海面すれすれの岩場で釣りをするのは危ない。特に外洋と接しているところだと引き波で沖に流されたら救助が難しいし、波けしブロックの隙間に落ちたら自力で這い上がるのは無理だったりするので、自己責任で最大限に注意を払わないといけない。釣りの経験が浅い人や親の釣りについてきた子供とかが波にさらわれたり海に落ちたりするので、上級者が釣りに夢中になって同行した初心者を放っておくのも危ない。オニカサゴカツオノエボシヒョウモンダコやウミヘビなどの猛毒をもつ生物もいる。おかずを調達するためにけがをしたり死んだりしたら割に合わないので、釣りをするときには自分の身を守る準備をして、スマホを防水ケースに入れたり、ライフジャケットを着たり、海岸に漂着したゴミを踏んで怪我して破傷風になるを防ぐための消毒液やバンドエイドを携帯したり、満潮と干潮の時間を調べたり、波や風が強かったら潔く釣りを切り上げて帰ったりして、安全を最優先でやるとよいですよ。

↓釣りの初心者向けの漫画もあるよ

楽しい貧乏な買い物:貧乏人には靴が何足必要なのか考える

よくテレビ番組で金持ちの部屋を訪問したりするけれど、金持ちはたいてい靴をたくさん持っている。スニーカーをコレクションしていたりもする。しかし靴というのは厄介なもので、服が重ね着できるのに対して靴は重ね履きできないので、何足も持っていてもそんなに履かないし、服と違って折りたためないので保管するのも場所を取る。おまけにソールの接着剤が劣化したり、スニーカーのウレタンが加水分解したり、革にカビが生えたりするので、履かない靴をたくさん持っていてもしょうがない。
しかし靴は衣類の中でも一番消耗が早くて壊れやすいし、ジャケットや帽子がなくても外出できるけれど靴がないと外出できないので、靴が少なすぎるのも困る。では貧乏人は靴が何足必要なのか考えることにした。

●貧乏人に必要な靴

・仕事用の靴が2足必要

サラリーマンなら革靴、現場作業なら安全靴、立ち仕事ならクッション性がよい靴が2足必要である。仕事用の靴は毎日使うものなので、値段よりも機能性や履き心地を重視して選ぶほうがよい。2足を交互に履くことで靴の寿命が延びるし、雨で靴が濡れたときに2足目があると仕事に支障がでなくなる。新しい靴を買ったときも、交互に履いて少しずつ足に慣らしていくと足の負担が減って靴擦れができにくい。

・買い物や散歩などの普段履きの靴が1足必要

これは安い合成皮革のスニーカーでよい。本革よりも合成皮革のほうが雨や汚れに強いので、小雨程度ならレインブーツなしでもしのげる。仕事用の靴でも代用できるけれど、普段履きの靴は安いものにして仕事に使う高い靴の消耗をなるべく減らしたほうが節約になる。

・レインブーツ(スノーブーツ)が1足必要

大雨の日でも外出しないといけないシチュエーションは少なからずあるので、靴底が滑らないレインブーツは1足は必要である。特に雪国だとくるぶしが出るような靴だと靴の中が雪まみれになって足が濡れて冷たいので、ブーツがないとまともに生活ができない。地震の時にがれきの中や液状化した道路を歩いて避難したりするときは頑丈なブーツが1足あると役に立つので、すっぽ抜けやすいゴム長靴よりもひもで結べる頑丈なブーツのほうが使いまわしができる。

・趣味用の靴が1足必要

趣味用の靴は仕事用の靴や普段履きの靴で代用できればそれにこしたことはないけれど、代用できない場合は専用の靴が必要になる。庭仕事なら着脱が便利で水やりで濡れてもいいサンダル、釣りをするなら磯靴やマリンシューズ、山登りをするならトレッキングシューズ、スポーツをするならジョギングシューズ、バイクに乗るならブーツなど、機能性がある靴が1足あると趣味を楽しめる。仕事用の靴と違って靴が壊れた時にすぐに予備が必要になるわけでもないので、1足で十分である。アウトドア系の趣味がない人は趣味用の靴はいらない。

・冠婚葬祭用の靴が1足必要

これは黒い地味な革靴が1足あれば足りる。普段仕事で革靴を履く人なら仕事用と兼用でよい。冠婚葬祭には出ない主義の人は冠婚葬祭用の靴はいらない。

というわけで、貧乏人には靴が6足あると便利だという結論に達した。貧乏なのにたくさん靴を持っている人はあまり履いていない靴がないか、無駄遣いしていないか見直してみるとよいですよ。

●個人的なスニーカーのブランドの感想

・プーマ

デザインと品質は良いものの、靴の形が足に合わないのでサイズ選びが難しい。FUTURE SLIPSTREAM LITE 2 NYLというやつをアウトレットで2000円で買って普段履きにしたら、横幅が狭くて足になじむまで数日かかった。いったん足になじめば履き心地はよいものの、靴底の溝が浅いので雨の日に滑りやすい。履き始めてから3年目に突入していて、ちょっとほつれてきたもののなかなか長く使えているので安く買えればコスパはよい。プーマのロゴがあまりかわいくないので、ねこにすればいいのに。

アディダス

たまに安く売っていてデザインもよいものの、耐久性がない。neo yummy loというやつを2000円で買って普段履きにしたら、軽いのはよいもののソールがやわらかくてかかとがごりごり削れていってあまり長持ちしなさそう。アッパーのデザインに凝ってもソールがやわくて耐久性がないのでは靴としてはダメである。

ニューバランス

アウトレットで1000円の合皮のテニスシューズを買ったら、頑丈で履き心地もよかった。1年くらい履いてから実家用にして年に数回履いているのだけれど、買ってから10年たっても合皮が経年劣化する様子もなくてまだ普通に履ける。ちなみに私はテニスはしなくて、履ければ何でもいいのである。Nのロゴがあまりかわいくないので、ねこバランスにすればいいのに。

・ケースイス

スニーカーの中では安くて頑丈で気にっていたのだが、日本でのライセンス契約が終了したようで、今はあまり安く売っていない。本革のクラシックスニーカーを3000円で買ったらソールはクッション性は低いもののそのぶん硬くて頑丈で、靴底がすり減ってつるつるになるまで4年くらい履けたのでコスパがよい。

コンバース

ソールが薄くてクッション性がなさすぎて歩くと足が痛くなるし、靴底がすべって歩きにくいし、生地がキャンバスだと雨にも弱いし、かかとも薄くて耐久性がないのでコスパは悪いし履き心地も悪い。悪い所しかなかったので、コンバースのキャンバススニーカーみたいなアッパーとソールが薄くて防御力が低い靴はもう買わないことにした。

リーボック

CLASSIC RB906というエナメルのハイカットスニーカーのお古をもらったのだが、足首まわりがふかふかして冬は暖かくて履き心地がよかった。しかし履き古したやつをもらったので耐久性やコスパは不明。

・ノーブランド

スーパーの衣料品売り場で1000円で売っているスニーカーみたいに最初から安く売るために作られた靴は品質も悪い。靴は店頭に並んだ時にできたてほやほやというわけでもなくて何年在庫として保管されてセールに回されたのかわからないし、ソールを接着剤でくっつけただけのスニーカーは経年劣化でソールが剥げて使い物にならなくなるので、ぱっと見は安くても結局は長く履けなくて履き捨てることになるのでコスパもそれほど良くない。ノーブランドでもソールを縫いつけてあるスニーカーはそれなりに長く使える。

というわけで1000円~3000円程度のいろいろなブランドのスニーカーを履いた結果、安くて頑丈で履き心地がよかったのがケースイスとニューバランスで、ノーブランドの靴でも製法やソールの材質を吟味すれば下手なアディダスよりも当たりがあった。ソール自体のクッション性が低くてもインソールにふかふかしたやつを使えばそれなりに履き心地がよくなるので、ソールはある程度硬くて頑丈なほうが私は好きである。ナイキとか他のブランドのスニーカーは高いので買ったことがない。


THE MAKING(315)キャンバススニーカーができるまで

上の動画でスニーカーを作っているムーンスターはケースイスのライセンス契約をしてスニーカーを作っていたようなので、ケースイスと同じタイプのスニーカーを安く作ってくれないかなあと思う。

●履き古した靴をいつ処分するか

かかとの内側の生地が破れた程度なら革のハギレを張り付ければ簡単に補修できるので、その程度ならまだ捨てない。ソールの溝がすり減って雨の日に滑るようになって危ないと感じたり、接着剤の経年劣化でソールが剥がれたり、経年劣化でウレタンソールが加水分解したりした場合は、修理するよりは買い替えたほうが安いので靴の寿命と考えて処分している。
かかとの片側だけがすり減りすぎて◤←こんな感じにえぐれている靴を履いている人をたまに見かけるけれど、骨格がゆがんだり膝を傷めたりする原因になるし、数千円の靴代をケチったあげくに数万円の医療費がかかることになったら馬鹿らしいので、靴を長く履けばそのぶん節約になるというものでもない。靴は消耗品と割り切ってデザインよりも実用性を重視して、靴底が削れて実用性が落ちてきたら買い替えたほうがよい。