三角猫の生態

楽しく貧乏に暮らすための工夫とか節約術とかを書いています。

楽しい貧乏な趣味:無料スポットを活用して小粋な貧乏人になるんだ

貧乏人でも無料スポットを活用することで費用を抑えつつ教養を身に着けられるし、教養があるとただの貧乏人じゃないような文化的オーラを出せるようになって見下されにくくなるのです。というわけで様々な無料スポットを紹介します。

・大学の展示や講座を無料で見物する

大学は一部の建物以外は部外者でも入れるので、構内の展示物を見学できる。芸術系大学は卒業制作の展示があるし、普通の大学でも誰でも聴講できる公開講座とかがあるし、学食も安く食べることができる。浪人生や諸事情で大学に進学できなかった人でも手軽に学生気分を味わうことができるのでお得である。

・デパートの展示を無料で見物する

貧乏人にとっては高いものを売っているデパートは普段縁がない。しかしデパートではしばしば客寄せに無料展示をしていて、伝統工芸品やらファッションやら物産展やら企画も様々なので、貧乏でないふりをしてこっそりデパートに潜入して金持ちの世界を垣間見ると見聞を広げることができる。デパートやショッピングモールだとロビーのようなところで無料ライブをやっていたりするので、プロの生演奏が聴けてお得である。

・神社仏閣を無料で見物する

たいていの神社や寺は敷地に入って参拝するだけなら無料で、歴史的価値がある建物や仏像を自由に鑑賞できる。観光地化した大きな神社や寺には案内の看板があって神社や寺の由来とかが書いてあるので、郷土の歴史にも詳しくなる。

・大きな公園のパフォーマンスを無料で見物する

原宿の代々木公園では毎週末に何かしらのイベントやフェスティバルをやっているし、周辺では路上ライブをしているミュージシャンやストリートパフォーマーが多いので、無料で面白いものをいろいろ見物できる。
世田谷の馬事公苑のホースショーも無料で見物できたので私は行ったことがあるのだけれど、東京オリンピックのために2016年から休苑していて、2022年秋にリニューアルオープンする予定だそうな。

・学園祭を無料で見物する

学園祭はたいてい入場無料で、軽音楽部のバンド演奏や、文化部の展示や、学生プロレス団体のプロレスショーとかをやっていて、素人臭いけれど無料でいろいろ楽しめてお得である。

・祝日は施設が無料になるかもしれない

例えば上野の国立西洋美術館は毎月第二土曜日と第四土曜日と国際博物館の日(5月18日)と文化の日(11月3日)に常設展示が無料になるので、貧乏人でも思う存分芸術を堪能できる。無料なのは常設展示だけで期間限定の特別展示を見る場合は別料金なので、その点は注意が必要である。私は二回行ったことがあるけれど、常設展示でも有名どころがいろいろあるしお土産屋もあるので芸術が好きな人は退屈しないと思う。

・祭りの日は施設が無料になるかもしれない

祭りの日には地元の有料施設が無料開放されることがある。祭りのイベントを無料で見物するだけでも面白いけれど、寺や神社に併設された有料の資料館が無料開放されたり、市営美術館が無料になったりする。もし旅行で地方の祭りを見に行ったりするときは、他に無料で見学できる施設もチェックしておくと、節約しつつ旅行を充実させることができる。

・記念日は施設が無料になるかもしれない

10月1日の都民の日には都内の動物園や水族館や庭園が入場料無料になる。都民の日はいちおう都民向けのサービスだけれど、入場の時に住所を確認する施設と確認しない施設があって、住所を確認しない施設では都民以外の人でも無料で施設を利用できる。都民の日が祝日と重なるときは節約しつつ遊びに出かけるチャンスである。上野動物園のように設立記念日に入場無料になる施設もあるので、気になる施設があったら入場無料の日があるかチェックしてみるとよい。
ちなみに葛西臨海水族園みどりの日(5月4日)、都民の日(10月1日)、開園記念日(10月10日)が無料公開日で、10月に2日も無料になる日があってけっこう土日と重なりやすいので都内に住んでいる人にはおすすめである。

・施設の最終営業日は無料になるかもしれない

スケートリンクやスキー場は3月頃にシーズンが終わって営業が終わるけれど、最終営業日は利用料が無料になる場合がある。本格的にウィンタースポーツをやるつもりはないけれど、一度どういうものか体験してみたいという人にとっては無料で遊べるのはよい機会になる。

googleカレンダーに施設の入場料が無料になる日を繰り返しイベントとして登録しておくと、お金を節約して遊ぶ予定を立てやすくなるし、移動が必要な場合でも早めに予定を立ててホテルや航空券を予約すれば割安になってお得である。地方に住む人でも行きたい施設が無料になる日に合わせて東京に旅行すれば、例えば上野動物園に無料で入場して、代々木公園の路上パフォーマンスを無料で見て、明治神宮を無料で見学して、寄生虫博物館を無料で見学して、交通費だけで一日遊ぶことができる。

というわけで、費用を抑えつつ文化的教養を身に着けて小粋な貧乏人になるとよいですよ。