三角猫の生態

楽しく貧乏に暮らすための工夫とか節約術とかを書いています。

楽しい貧乏なDIY:すだれをシャワーカーテンにしてしまえ

3COINSで300円で買ったシャワーカーテンをユニットバスに設置して10年くらい使っていたのだけれど、ぬれてカーテンが折り重なったところがうまく乾かなくてぬるぬるしたりカビが生えたりして、ちょっと不満があった。他に安くてよさそうなシャワーカーテンを探していたところあまりいいのがなかったので、夏なのでいっそのことすだれをシャワーカーテンとして使ってみることにした。

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近所のキャンドゥで幅88x80のすだれと幅74x丈90のすだれの2種類を売っていたけれど、ユニットバスの広さ的に幅74センチのほうを二つ買う。サイズ選びの際にはすだれを上げ下げせずにすぐに蛇口をひねることができるように、壁とすだれの間に手が入るくらいの隙間をあける必要がある点に注意しなければならない。そんでキャンドゥで買った鉄のワイヤーを切ってフックを4つ自作して、フック2個ですだれを縦方向に連結して高さを調節して、残りのフック2個でシャワーカーテン用の穴に引っ掛ける。長さがあまった分は折り返して結束バンドとかで束ねれば完成。設置はシャワーカーテンの穴に二箇所ひっかけるだけなのでとても簡単である。
というわけで、市販のシャワーカーテンとすだれシャワーカーテンを比較してみる。

●シャワーカーテンのメリットとデメリット

メリット
・防水性が高い。
・半透明で明るい。
・開閉しやすい。
・耐久性がある。

デメリット
・重なったところが乾かなくてぬるぬるする。
・カビがはえる。
・普通すぎて面白くない。

●すだれシャワーカーテンのメリットとデメリット

メリット
・すだれが濡れると温泉のような匂いがしてリラックス効果があるような気がする。
・通気性がいいので乾きやすい気がする。風呂上りにちゃちゃっとはたくと、すだれの隙間にたまった余分な水滴がすぐにとれて乾きやすくなる。
・ユニットバスが和風な感じになるような気がする。
平安時代に御簾の向こう側にいたやんごとなき人のような気分になれる。
・飽きたら普通にすだれとして窓に設置して使える。

デメリット
・横方向の水が素通りしてトイレ側に飛び散るので、シャワーを使うときは水の方向に気をつけておとなしくシャワーを浴びないといけない。
・思ったより光を通さなくて暗い。暗いぶんリラックスはできるものの、私は半身浴しながら読書するのでちょっと困る。
・縦方向にすだれを上げ下げしなければならず、ユニットバスに出入りしにくい。しかし頻繁に出入りするわけでもないので、あまり気にならない。
・たぶん耐久性がない。すだれ自体は竹なので比較的濡れるのには強いものの、濡れたり乾いたりというのを繰り返すうちにぼろぼろになる予感がする。

というわけで、シャワーカーテンがぬるぬるしてカビが生える問題は解決したものの、すだれにもそれなりに問題があるのであまり解決になっていなくて、大成功とも大失敗ともいえない微妙な感じである。しかしトイレ側に水が飛び散っても拭くのはたいした手間ではないし、掃除がわりにもなるからしばらくはすだれを使おうと思う。和貧乏モダンスタイルである。

 

2018/6/27追記

一年間すだれシャワーカーテンを使ったけれど、多少色落ちした程度でほとんど劣化もなく、風呂上りにちゃんと水滴をはたきおとしていればカビがはえることもなかった。想像した以上に耐久性があるようで、このままあと何年かは使えそうなのでコスパはよい。上部にダブルクリップをつけてシャワーを使わないときはすだれを二つ折りで固定できるようにしたら、半身浴しながら読書するときも暗くならなくなったし、浴槽への出入りもしやすくなって、デメリットもほとんど解消した。これはなかなかよい。