三角猫の生態

楽しく貧乏に暮らすための工夫とか節約術とかを書いています。

楽しい貧乏な投資:貧乏でも仮想通貨には手を出さないんだ

最近巷では良くも悪くも仮想通貨が話題である。トマ・ピケティが『21世紀の資本』で財産の成長率が賃金の成長率よりも常に高くなるということを説明したけれど、貧乏人は投資をしないと貧乏を抜け出せない。というわけで億万長者になりたくて仮想通貨投資にのめり込む人が多いようである。
しかし私は貧乏だけれど一攫千金を夢見て仮想通貨に投資する気はない。私は投資自体はやっていて、株と日経平均先物だけ投資対象にして資産運用しているけれど、理由はいくつかある。
・株は特別口座で確定申告を省ける。
先物は確定申告で損失を繰り越せる。
前場後場、ナイトセッションで取引時間が限られているので、一日中相場を気にする必要がない。決算発表やFOMCや選挙結果などで株価が大きく動くタイミングも予想できるので、ポジション解消してリスク回避しやすい。
・売買手数料が安い。
・投資の根拠となる会社の業績が確認できる。
・配当金や株主優待があるので優良銘柄の現物株を長期保有して、キャピタルゲインインカムゲインの両方が狙える。
現物取引信用取引先物取引を使い分けてリスクヘッジできる。

株式会社は資本主義の根幹部分なので、歴史があるだけに法整備もできていて投資をしやすいのである。私が仮想通貨に手を出さない理由もいくつかあるけれど、それはたいてい私が株に投資する理由と逆である。

●私が仮想通貨に手出ししない理由

1.株と比べて投資環境が悪い

・取引所との相対取引を信用できない。マウントゴックスやコインチェック以前にもFXでアルファFXの夜逃げとかがあったけれど、取引所が破産して資産を引き出せなくなったら丸損なので、長期的にポジションを持つのにリスクがある。
・売買手数料が高い。仮想通貨は値動きが激しいので、短期売買で利鞘を稼ごうとするとそのぶん手数料が高くつく。
・利益が雑所得扱いなので税金が高い。先物も雑所得だけれど、仮想通貨は先物と違って損失を繰り越せない。
金融商品でないので金融商品取引法の投資家保護がない。
・いつ暴騰、暴落するかわからないので、ポジションを持ったら24時間気が抜けない。
・外国の仮想通貨規制に反応して値動きするので、世界中から情報を集める必要があって最新情報をフォローするのが大変。

2.仮想通貨自体がいかがわしい

・投資対象として理解できない
投資は自己責任だからこそ、自分が理解できないものには投資しないというのが投資の基本である。私はITオンチでフィンテックも良く知らないのでそもそもマイニングの設備投資や電気代の採算があうか、長期的に維持可能なシステムかどうか理解できないし、投資対象としても理解できない。たとえば仮想通貨での決済が今後の主流になるので発行元の会社の株を買うとかマイニングに参加するというのなら理解できるけれど、仮想通貨自体が直接売買の対象になるのがよくわからない。
コインの発行数が有限→コインの希少価値が高まる→コインの値段が上がる→決済手数料が高すぎて決済には使えないというふうになった時点で仮想通貨としては実用性がなくなって本末転倒で、加熱感は明らかである。それに決済に使うつもりがない人が値上がり期待で買っていて、使わずにホールドするのでは結局は通貨として意味がなくなっている。さらにはビットコインの分裂をコントロールできないので、コインが有限といいつつ無限に分裂できて価値が希薄化するんじゃないの?という技術的なところもよくわからない。

・仮想通貨の必要性を感じない
キャッシュレス化が進んで現金離れしているとはいえ、仮想通貨が必要かというと別にいらない。手数料が安くて世界中で自由に譲渡できるのが仮想通貨のメリットらしいけれど、世界中で自由に仮想通貨を譲渡する必要がある人や企業がどれだけいて、実需がどれだけあるのか不明である。
日本人が国内で買い物するなら電子マネーで足りる。外国で買い物するときならクレジットカードでよいし手数料もそんなに高いわけではない。貿易とかの企業間の決済でも為替予約とかで為替の変動にある程度対応できるし、数時間で価値が乱高下する仮想通貨では決済のタイミング次第で大損しかねなくて業績予測ができないので決済に使えない。
中国では国外への資本流出を食い止めるために外貨規制があって人民元を自由に外貨に換えることができないので、中国人が資産を海外に移転させるために仮想通貨を仲介して外貨に変える需要があるのはわかる。しかし日本人は中国人と違って自由に円を外貨に換えられるし、どうしても決済に仮想通貨を使いたいという場面が想像できないので、わざわざ現金を仮想通貨に換える理由がない。

・法整備されていない
IT業界が法整備が追いついていないグレーゾーンのうちに荒稼ぎするパターンはよくあるし、早めに新しいビジネスに目をつけて投資すれば大儲けできる可能性もある。その一方で、規制されたらビジネスが終わるリスクもある。
DeNAやグリーやメルカリがいくら儲かろうが、私は射幸心を煽るガチャ商法やパクリキュレーションビジネスやDQNご用達フリマアプリは嫌いなので、違法な可能性があるグレーゾーンで稼ぐ企業を投資対象にするつもりはない。仮想通貨もグレーゾーンで、税務署が仮想通貨の個人間の譲渡をどれだけ把握できるのか不明で、マネーロンダリングとか賄賂とか脱税とかに使われる可能性があるし、北朝鮮やテロ組織の資金源になる可能性もあるし、仮想通貨がもたらす利便性よりも違法に使われた場合のほうが社会に影響が大きいと私は思っているので、仮想通貨関連の法整備がされずにグレーであるうちは私の基準では投資対象にしない。

・素人が手出ししている
インチェックで出川のCMが話題になっているけれど、仮想通貨の取引所はCMを打って仮想通貨をよく知らない層を呼び込んでいる。テレビでは億り人を特集して、芸能人が仮想通貨投資をネタにして、一攫千金を狙った人が仮想通貨投資になだれ込んできた。靴磨きの少年理論で、ITの専門知識もない投資の初心者が大勢仮想通貨投資に参入して物知り顔で儲かったと話題にしてさらに欲を出して倍プッシュしているときがカモの狩場で、相場の終わりである。
仮想通貨ブームに乗り遅れたら儲けそこねるとばかりに素人が群がって仮想通貨を買ったので、2017年にビットコインは10万円台だったのが12月には20倍以上になって最高値を記録したものの、仮想通貨の規制観測やらコインチェックのNEM盗難事件やらで1ヶ月あまりで最高値の半値まで落ちて100万円を割った。蜘蛛の糸に群がる罪人がまとめて地獄に落ちるようなチャートになっていて、傍から見ている分にはバブルのフラグがビンビン立っていたのだけれど、欲に目がくらんだ人は死亡フラグに気づかないもんで、買って寝かせておくだけで儲かった投資の素人ならなおさら相場の転換点にドテン売りする判断はできないだろう。急騰急落のボラティリティを利用して百戦錬磨の玄人やギャンブラーが遊ぶような相場で、利確損切りの判断が遅い素人が手出しするような相場ではない。

3.拝金主義者が嫌い

これはまったく個人的な理由だけれど、私は理念も社会貢献もなく他人を踏み台にしてでも金儲けを優先するような拝金主義者が嫌いなのである。仮想通貨を紹介して口座開設するアフィリエイトで金がもらえるようで、仮想通貨を勧める人たちは儲かることだけを強調してリスクを説明しない。仮想通貨への投資を煽っている人ですぐれた人格者を見たことがないし、仮想通貨で儲けたので慈善事業を始めたという億り人の話も聞かない。そういう人たちがいくら儲かろうが結局は社会に貢献するつもりがなくて、他人を踏み台にしてでも自分ひとりが幸せならそれでいいという人たちで、いくら稼いだかを自慢してもその金で何をやりたいかを語れずにただ贅沢したいだけで、社会にいてもいなくてもどうでもよい人たちである。個人的な話だと、私の知人で金儲けに熱心なうさんくさいやつがITの知識もないのに仮想通貨にはまって周りに紹介しまくっていて、彼が手を出すならろくなもんじゃないなと思って私は仮想通貨には手出ししないことにした。
ゼロサムゲームの参加者同士でババ抜きして買った負けたを競っても社会の発展につながらないので、時間の無駄だと私は思う。単なる数値の上下のギャンブルより、競馬や競輪とかの娯楽やスポーツとして楽しめるギャンブルのほうが雇用や文化の発展につながるのでましである。

●貧乏人は投資に気をつけるべき

金持ちは余力で投資しているので、高いリスクをとってベンチャー企業に投資したり、新しい技術に投資したりして先行者利益を得てますます金持ちになっている。余力が乏しい貧乏人が金持ちの真似をしても一度の失敗で再起不能な損をしかねないので、リスクが高い投資には慎重になるべきである。

・確実に儲かる話はない

投資には儲かるリスクと損するリスクが両方あるけれど、儲けに目がくらむと損するリスクを軽視するようになる。FXが出始めたころは株よりもFXのほうがレバレッジをかけられるぶん儲かるとFXに手を出す人が多かったけれど、私は断末魔スレをリアルタイムで見ていたので、欲に目がくらんでハイレバで勝負して失敗した人が大勢いるのを知っている。短期で儲けようとする人は長期で物事の推移を観察する冷静さをなくしてしまう。儲けたぶんを隔離せずに投資に上乗せしてさらに稼ごうとして、損したら頭を冷やす間をおかずにすぐに取り返そうとしてレバレッジをかけて無理なポジションをとって、一度の判断ミスで全財産をなくしたり借金を抱えたりして泣き喚いたりする。さらにはハイレバで短期に稼げることを覚えた人は、いったん資産をなくすとまた低賃金で働いてコツコツ貯金する意欲を失って、社会不適合者になったり自殺したりしかねない。

・貧乏人特有の行動パターンは危ない

貧乏人は特有のさもしい行動パターンがある。他人が得をするとずるいと考えて、他人が得をしている一方で自分が儲け損ねるのが我慢できず、バーゲンで他の人を押しのけて争奪戦をしたり、スーパーの弁当に半額シールを貼ってもらうために籠にキープしたり、西友の偽装肉返金事件のように儲けるために集団でゴネたり、オイルショックでトイレットペーパーが品薄だと聞くと買いだめしようとスーパーに群がったり、地震が起きると水や乾電池を不必要に買いだめしたりする。このように周りを見ずに儲け話に飛びついたり、みんなが買っているからとよく考えずに買い物に参加したり、品薄なものを必要でないのに買いたがったりする行動パターンを投資でやると危ない。
仮想通貨はコインが有限で品薄だから買い手が多いほど急激に値段が釣りあがる構図になっていて、今買いそびれるともっと高くなるからすぐに買わないと儲けそこねるという貧乏人ホイホイのパターンである。赤信号をみんなで渡ると怖くなくなるようなもので、みんなやっているから、みんな儲けているから、と周りを見て安心して、投資は自己責任だという基本的な危機感をなくして浮かれた貧乏人たちが仮想通貨の急落でごっそり刈り取られることになった。

・私が投資で気をつけていること

私は他人がどういう投資で儲けたかにはあまり関心がない。資産選手権で他の人と競争しているわけでもないし、仮想通貨で億万長者になった人が大勢いるから自分も仮想通貨に投資しようという発想で投資はしない。私は投資は金持ちになる手段というより資本主義社会を生き抜くためのサバイバル術のようなものだと思って自分の投資ルールを守ることを心がけていて、自分とは生存戦略が違う人がうまく生きているからといってその人のように生きようとは思わない。猫が鳥のまねをして空を飛ぼうとしても高いところから落ちるだけだし、鯨のまねをして海を泳ごうとしてもおぼれるだけなので、猫は猫としての生存戦略をみつけないといけない。自分がどう生きるか、何のために投資するのかが重要で、貧乏しながらやりたいことをやりつつ金策する人もいるし、バリバリ働いてガンガン投資して金を稼いでリタイアした後にやりたいことをやる人もいる。私は仕事の他にやりたいことがあってそっちで人生をかけたリスクをとっているので、投資でさらにリスクをとるつもりはなく、投資は金策の手段のうちの一つとして利用している。
私は貧乏なのでなけなしの金をかき集めて保守的な資産運用をしていて、長期ポジションを持つこと自体もリスクだと思っているので、あまりポジションを持たない。石橋を叩いても渡らないで、ノーポジで冷静に相場を観察して勉強するのも私の選択肢である。勝てる確率が半々の丁半博打はやらない。6-7割くらいで勝てる確信が十分にもてないならまだ様子見する。8割くらい自信があるときはエントリーする。8割自信あるときがどういうときかというと、北朝鮮関連のリスクで有事の円買いで円高になって日経平均が値下がりしたときの押し目買いとかで、たいていは戦争リスクが杞憂になって値を戻すけれど、ミサイルがうっかり日本に落ちてアメリカと北朝鮮が戦争になって全面安になるシナリオも2割くらい考慮して、全ツッパリはやらないで危ないときはベタオリする準備もしておく。
ジェシー・リバモアもヴィクター・ニーダーフォッファーも伝説的な投資家として成功しながらも大損して退場しているし、いくら稼ごうがリスク管理をおろそかにして最終的に財産を失ったら意味がない。私は政治経済の知識が未熟で投資経験が浅いゴミ投資家だということを自覚して、生き残ることを優先して臆病で保守的な資産運用をしているので大儲けはできなかったものの、リーマンショック東日本大震災もなんとか致命傷を避けてのりこえて、まだ死なずにすんでいる。投資の知識と経験を積んで備えておけば投資のチャンスは数年置きにやってくるので、短期勝負で危険な賭けをせず、長期スパンで投資アンテナを張りつつ自分の得意な投資手法で儲けるチャンスをつかむまで死なないのが大事である。
韓国で仮想通貨で損をした学生が自殺したけれど、早めに利確や損切りをして学習して次の投資に活かせるように余力を残していれば死ぬほど追い詰められることもなかっただろう。金はあくまで他のものやサービスと交換するための道具に過ぎないので、道具を使わずに道具に翻弄されるのでは本末転倒だし、金儲けのために奔走して中身のない人生を送るのではどんなに金持ちになろうが人生の無駄遣いだし、ましてや投資で損したから死ぬというのでは何のために生きてきたのかわからない。
一番堅実な投資は自分が知識と技術と経験と人格を身に着けて、社会の役に立つ人間になることである。私はそういう立派な貧乏人になりたい。いや、できれば貧乏でないほうがよいけれども。

 

バモアの伝記は読み物として面白いので興味がある人は読んでみるとよいよ。

楽しい貧乏な節約:寒波でも暖房費用を節約するんだ

今期最強の寒波が来て東京は48年ぶりの冷え込みらしい。しかし貧乏人は寒いからといって無尽蔵に暖房を使うわけにはいかないのである。というわけで私がやっている暖房費用の節約術を紹介する。

●暖房を使わずに温まって暖房費用を節約する

・厚着して温まる

私の部屋は室温10-13度くらいで、部屋着は長袖Tシャツ、長袖フリース、パーカーだけれど、これだけだとけっこう寒い。そこでダウンベストを着て、指なし手袋をして、ネックウォーマーをつけるとあまり寒く感じなくなる。耳が寒いときはパーカーのフードをかぶればよい。ダウンベストよりダウンジャケットのほうが暖かいものの、ダウンジャケットだとさすがにかさばって動きにくいし、ずっと着ていると肩がこるので、腕がちょっと寒くてもダウンベストのほうが部屋着としては楽である。

・暖かいご飯を食べて温まる

ご飯を食べると吸収された栄養素が分解されて体温が上がる現象を食事誘発性熱産生というそうな。私は筋肉質なほうでご飯を食べるとすぐ体が温まる。しかしお菓子とかでは体が温まらないので、ちゃんと暖かいご飯を食べるようにしている。
朝起きて布団から出たときが一番寒いので、私は暖かいコーヒーを飲んで一息ついてから暖かい朝ごはんを食べるようにしている。

・運動して温まる

厚着して保温性を高めたうえで運動すれば体が温かくなる。冬は寒くて動きたくなくなりがちなので、私はコーヒーを入れたりトイレにいったりする合間にスクワットをしたりストレッチしたり変な踊りをしたりしてこまめに運動するようにしている。

・風呂に入って温まる

私のアパートは追い炊きができないタイプのユニットバスで30分もするとお湯がぬるくなってしまうので、風呂には長居できないものの、それでも十分体が温まる。風呂で体が温まったら、体が冷えないうちに布団に入ってしまうと気分よく眠れる。

・布団で温まる

私は羽毛布団が最強の暖房だと思っている。羽毛布団から出なければ室温が何度だろうがぜんぜん寒くない。冬は羽毛布団にくるまって寝ている間が一番幸福である。

●暖房の範囲を最小限にして暖房費用を節約する

一人暮らしなら暖房をがんがんつかって部屋全体を暖めるより、ダウンベストを着て自分ひとりが温まるほうが効率がいいし安上がりである。しかしそれだと足が寒いので、足だけは暖房器具に頼ることにする。
私が使っている暖房器具は40Wの一人用のミニホットマットだけである。中古で500円で買って型番の印刷も削れて読めないくらい古いものだけれど、ちゃんと暖かくなる。40Wだと電気代は1時間あたり0.54円なので、1日中つけっぱなしにしていても13円、1ヶ月つけっぱなしにしていても400円しかかからない。毛布で足をくるんで下にホットマットを置けばぬくぬくである。ちなみに私は冬でも家の中では靴下を履かない。個人的に靴下の締め付けが嫌いだし、締め付けがゆるかったらゆるいで邪魔な感じがして脱ぎたくなるので、外出するときにしか靴下は履かない。


いちおうセラミックファンヒーターも持っているものの、来客のときにしか使わない。部屋にエアコンがついているものの、暖房としてはあまり役に立たないので冬はまったく使わない。

●暖房器具が壊れたら、買い換えるより代用して節約する

・暖房器具はすぐ壊れるのであてにしない

私は前は普通にこたつや赤外線ストーブとかの暖房器具に頼っていたのだけれど、こたつのヒーターが2年で壊れて、代わりにミニこたつを買ったらこのヒーターも1シーズン使っただけで壊れた。赤外線ストーブも2年で壊れた。あまりに壊れまくって頭にきたので赤外線ヒーター系の暖房器具はもう買わないことにした。

・偽コタツは安あがり

偽コタツというのはこたつの中にヒーターがなくて毛布があるだけの状態で、毛布の中に外部から熱を入れて暖めるのである。
15年前のセラミックファンヒーターは赤外線ヒーターと違っていまだに壊れずにいて使い勝手がよい。セラミックファンヒーターは部屋全体を暖めたり直接温風にあたって温まったりするには非力すぎるけれど、こたつホースを使ったりして毛布の下に温風を送って偽コタツとして使えば十分暖かい。
布団乾燥機は使わなくなる人が多いせいかしばしばフリマやオークションで安く売られていたりするけれど、偽コタツのヒーター代わりとしては役立つので、こたつのヒーター部分が壊れた場合はコタツ用ヒーターを買い換えるよりもファンヒーターとか布団乾燥機とか温風が出るもので熱源を代用するほうが安上がりになるかもしれない。

・非常時用のゆたんぽ

私はゆたんぽも持っている。停電しても風呂場のガスは使えるので、ゆたんぽにお湯を入れれば緊急時でも暖をとれる。冬にノロウイルスっぽいのに感染したときは全身から大量の冷や汗がでて服が汗を搾れるくらいにびちゃびちゃになって、セラミックファンヒーターだと体が温まらなくて寒くて凍え死ぬかと思ったくらい大変だったけれど、ゆたんぽを抱いておなかを直接暖められるのがかなり助かった。ゆたんぽは普段使うのにはかさばって邪魔だけれど、非常時にはたのもしいやつである。

・災害時用のホッカイロ

3月のまだ寒いときに東日本大震災が起きたけれど、インフラが破壊されて電気もガスも使えなくなったら寒さをしのぐのが厳しくなる。そんなときはホッカイロがあれば数時間は寒さをしのげる。貧乏人がホッカイロを常用するのはぜいたくだけれど、災害用の備蓄として何個かもっておきたい。

ちなみに外出している時に吹雪に巻き込まれて立ち往生したり車がエンストしたりしたときは自販機の暖かい飲み物をホッカイロ代わりにして暖をとるのに使える。自販機は死に掛けたときのライフラインになるので、外出するときは自販機で飲み物を買える程度の小銭を持っているほうがよい。

●寒さに慣れれば寒くないかもしれない

私は寝起きで布団から出るときは寒く感じるものの、いったん起きてご飯をちゃんと食べて体内で熱を作っていればあまり寒くない。皿洗いとかの水仕事はつらいものの、ちゃっちゃと済ませて冷たくなった手を手袋で暖めればよい。
私の部屋は日当たりが悪いので、風がなくて晴れている日は家の中よりも外のほうが日光が当たって暖かいくらいで、寒さに用心してダウンジャケットを着て外出しようものなら暑くて汗だくになったりする。
というわけで私は寒さに慣れたせいか、最強の寒波が来ている割には普段どおりの生活で平気だった。私の実家は雪国で朝の室温は7度くらいで体が震える寒さなので、それに比べれば東京の寒波はへっちゃらである。

楽しい貧乏な食事:たまねぎで野菜の高騰を乗り切るんだ

冬になると野菜の価格が急騰する。冬野菜の定番の白菜でさえ今年は高くて買いにくい。貧乏人は食費を増やすことができないので、野菜が高騰すればそのぶん野菜を食べる量が減って、栄養不足になったり病気になったりしてしまう。そんな恐ろしい野菜の高騰を乗り切る方法がある。たまねぎである。

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●たまねぎは万能食材

たまねぎはLサイズ1玉25-30円程度で一年中価格が安定していて品切れになることもほとんどないし、スーパーで定期的にセールになっている。しかも常温で2-3ヶ月保存できるので、安いときに買いだめできる。
たまねぎの利点はコスパだけではない。煮ても焼いても生でも食べられるという万能食材で、味の主張も薄くて脇役の引き立て役に徹するので、他の食材と組み合わせやすくて、たまねぎを中心にこんだてを組み立てても飽きない。そのうえ血液がさらさらになる。まさに貧乏人の救世主ともいうべき野菜である。

●たまねぎを使った貧乏料理

たまねぎと他の安い食材を使った貧乏料理を紹介するので、貧乏な人は作ってみるとよいでしょう。

・親子丼
たまねぎ1/2個(13円)+とり胸肉50g(23円)+卵1個(10円)+ごはん適量で、1食100円程度で親子丼ができる。とり胸肉と卵は貧乏人のたんぱく質補給源になる定番食材である。

・きのこパスタ
たまねぎ1/2個(13円)+きのこ適量(30円)+ベーコン30g(30円)+ケチャップ少々+パスタ100g(20円)で、1食100円程度できのこパスタができる。きのこは冷凍保存ができるので、安いときに買いだめしておけば炒め物でも煮物でも使えて便利である。

・やきそば
たまねぎ1/2個(13円)+もやし100g(10円)+とり胸肉50g(23円)+やきそば1食(30円)で、1食100円程度でやきそばができる。にんじんやごぼうの千切りを加えてもよい。冬は根菜は葉物野菜より安くてにんじんやごぼうは1袋100円程度で買えて、煮物や炒め物のちょい足し食材として使うと便利である。だいこんを煮物にするときに剥いた皮を捨てずに千切りにしてやきそばに加えてもざくざくした食感があっておいしい。

・お好み焼き
たまねぎ1/2個(13円)+もやし100g(10円)+卵1個(10円)+豚こま50g(50円)+小麦粉少々で、1食100円程度でお好み焼きができる。冬はきゃべつが高いので、きゃべつがないのはしょうがない。

・トマトカレー
たまねぎ1個(25円)+とり胸肉200g(90円)+トマト缶1個(90円)+カレールー2片(25円)で、3-4食分230円程度でトマトカレーができる。トマト缶は1年中手に入るし価格が安定しているので、野菜高騰の際のビタミン補給に便利である。ナスやオクラなどの夏野菜とも合うので夏にもお勧め。辛口のカレールーのほうがトマトの酸味と合うと思う。
カレーのルーの代わりにシチューのルーを使えばトマトシチューになるけれど、ホワイトシチューはお勧めしない。トマトのすっぱさとホワイトシチューのルーの甘さが混じって、ピンクのゲロみたいな味と見た目になって劇的にまずくなる。

・かぼちゃカレー/かぼちゃシチュー
たまねぎ1個(25円)+とり胸肉200g(90円)+メキシコ産かぼちゃ1/8個(45円)+ルー2片(25円)で、3-4食分200円程度でかぼちゃカレーかシチューができる。にんじん、きのこ、はくさいを入れてもおいしい。

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・たまねぎスライス
薄くスライスしたたまねぎを生で食べると辛味があるので、サラダのトッピングや薬味として使える。私は茹でた豚肉でたまねぎスライスをくるんでポン酢につけて食べたり、とり胸肉についている皮をパリパリに焼いてそれだけだと脂っこくなるのでたまねぎスライスを添えて食べたりする。

・たまねぎ茶
たまねぎの皮を洗って煮るとたまねぎ茶になる。私はコーヒー派でたまねぎ茶は好みでないので飲まないけれど、お茶代を節約したい人にはよいかもしれない。

楽しい貧乏な買い物:貧乏でも福袋を買うんだ

福袋というのは恐ろしいものである。いいものを安く買って喜んでいる人がいる反面、はずれがつまったゴミ袋を買った人の阿鼻叫喚がこだまする。いくら定価が高かろうが、自分に似合わなくて着ないような服や、使い道のない雑貨を買ってもしょうがないのである。
定価より安く買って得をしたいけど、はずれをつかんで損をしたくないという欲望がせめぎあって、新年早々煩悩まみれになる。はずれをつかんでも運試し的な面白さがあるし、正月休み明けの会話のネタになるけれど、はずれを楽しめないほど貧乏なら福袋は買わないほうがよい。


●下着の福袋は買うべし

私は貧乏なので何が入っているかわからないうえに高い袋なんて怖くて買えないし、寒い中で何時間も並んでまで福袋を買おうとは思わないのだけれど、それでも私が毎年必ず買う福袋がブランド下着の福袋である。下着の福袋には以下のようなメリットがある。

・下着は一年中使う消耗品なので無駄にならないし、買いだめしてもあまりかさばらない。

・アウターと違って下着や靴下は人に見せるものでないので、コーディネートを気にしなくてよいし、柄が好みでなくてもあまり気にならない。

・ファッション系福袋は福袋用に質を落とした服を作ったりデザインや柄が奇抜すぎて売れ残ったものが入っていたりして当たりはずれがあるものの、下着は縫製が単純で品質が安定しているし、色や柄は似たり寄ったりなのではずれがない。

・たいていの店は高いアウターが入った数千円~数万円の福袋を目玉商品として用意していて、下着の福袋を優先的に買う人はあまりいないので福袋争奪戦に巻き込まれにくいし、初売りの開店待ちの列に長時間並ばなくてもゲットしやすい。

・服屋だけでなくスーパーやホームセンターの衣料品売り場でも下着の福袋を売っているので買うチャンスが何度かある。

つまりはファッション系福袋にありがちなデメリットがなくなって、ブランド物の品質が良い下着が割安で買えるというメリットだけになる。たとえばHanesのボクサーブリーフ5枚セットはドン・キホーテで1890円で売っているものの、しまむらの福袋だと5枚で1000円である。パンツ1枚200円は最安値レベルで、これ以上安くなることはほとんどない。これは買うしかないではないか。

●お菓子の福袋はそれなりに得する

食品系福袋はファッション系福袋よりははずれが少ないものの、好みが合わないときついので、普段買わない店の福袋にうかつに手を出すわけにもいかない。それゆえにスターバックスやカルディのようなファンがいるような食品系福袋は行列ができて、福袋争奪戦はかなりの激戦になる。
私は食べ物にはほとんどお金をかけないので食品系福袋は贅沢品としてスルーしているけれど、スーパーで売っているお菓子の福袋なら私のような貧乏人でもゲットできる。
私の近所のスーパーでは3000円相当のお菓子の福袋が1000円で売っている。実売価格より定価が高いお菓子が入っていると思うので3000円分の価値はないものの、1000円以上の価値はあるのでそれなりにお得である。普段なら買わないようなお菓子が入っていたりするので、好奇心を満たすという点では満足度が高い。
貧乏人にとってお菓子は栄養にならない贅沢な食べ物だけれど、3か月分のおやつで1ヶ月あたり333円と考えれば無駄遣いというほどの贅沢でもない。

●フリマやオークションで服を安く買うコツ

ファッション系福袋でデザインが気に入らなかったり、他の服と柄がかぶったりした服を現地で交換している様子が初売りの定番のニュースになるけれど、こういう服はフリマやオークションにも大量に放出される。しかし貧乏人はこういう福袋くずれの服はフリマで買ってはいけない。値札つきの新品が定価より安く売っているとお得だと錯覚しがちだけれど、福袋を買うよりも単品で買うほうがむしろ割高の場合があるし、売る側も福袋の元をとろうとして強気の値段をつけている。最初からバラ売り目的で福袋を買うテンバイヤーもいる。

福袋に入っていた新品のブランド服を狙うのでなく、ブランド福袋を買って一気に服が増えた人がタンスに入りきらなくなった服を整理して放出された古着が狙い目である。福袋を買って服がタンスからあふれるような人はたくさん服を持っているので、たとえ古着でも個々の服はあまり袖を通してなくて状態が良いことが多いし、邪魔になったりトレンドからはずれたりした服を早く処分しようとして安く値段をつけたり、まとめて売っていて送料がお得になったりする。そういうタイプの出品者を見つけてちょくちょく出品をチェックすると、貧乏人でもよい服を安く買えるのである。

楽しい貧乏な買い物:GearBestでAndroid TV BOX W95を買ってみた

海外通販はPayPalの登録が面倒くさかったので敬遠していたものの、Android TV BOXというものがほしくなって、Amazonだと5000-6000円くらいで売っているスペックのものと同じ程度のやつがGearBestだと3000ー4000円程度で買えて、送料を入れてもだいぶ安くなるのでGearBestを使ってみることにした。

●GearBestを使ってみた

 

他のサイトを参考にしてPayPalで英語の住所登録をして海外通販でクレジットカード決済をできるようにして、GearBestでユーザー登録をして、買い物の準備が完了する。
そんでパソコン周辺機器はAmazonより安いので変換ケーブル類やUSB機器などを中心に物色する。色をコントロールできるスマートLED電球が面白そうだったけれど、これは輸送中に壊れそうだったのでスルー。楽器も物色してみたけれど以外なことにDJ機器は売っていなかった。服も売っていて派手な柄のトレーナーは中国独特のダサい感じで面白い。検索はちゃんと機能していなくて検索漏れが多いので、カテゴリの一覧から探すほうがよい。
注意点としては中国倉庫や香港倉庫の商品は買えるけれど、EU倉庫の商品は発送不可能で買えないようである。GearBestで買ったものの箱は基本的につぶれるものだと聞いていたので、ぶん投げても壊れないようなものを買うことにして、最初の買い物はちゃんと届くか不安なので様子見のためにあまり買い物しないようにした。
そんで発送はpriority lineにしたら、注文から一週間くらいで発送通知が来て、それから4日で佐川が配達してきた。梱包はプチプチ付きの袋に商品をごちゃまぜにしてぶっこんだだけで、箱系のものはだいたいつぶれていた。到着までちょっと時間がかかったものの、頻繁にセールをやっていて送料を差し引いてもAmazonより安いので、他にほしいものがあればまたGearBestで買い物をしてもよいかなと思う。

 

▼私が買ったもの▼

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Android TV BOX W95を使ってみた

 

ドラゴンクエストライバルズをやりたいのだけれど、スマホ(priori3)の小さい画面でゲームすると目が疲れて肩がこるしすぐ充電がなくなる。パソコンのAndroidエミュレーターを試してみたもののライバルズが動作しない。というわけでゲーム機代わりとしてAndroid TV BOXがほしかったのである。

GearBestにはいろいろAndroid TV BOXの種類があったけれど、初めて買うのでどれほど使えるか不明なので高くて高スペックなものはいらないので、RAM2Gの中から適当に安くてAndroid7.1のやつを選んでW95を3300円で買った。プラグの種類をEU、UK、USから選べるけれど、USプラグは日本のコンセントでも使えるやつなのでUSプラグである。ワイヤレスキーボードを繋げて、手持ちの15インチモニタと18.5インチモニタにDVI変換でつなげてみると、[out of range]が表示されて使えない。デフォルトの解像度が高すぎるようなので、別の17インチモニタにD-SUB変換で接続したら画面が表示されて、設定で解像度を1080pから720pに下げたら18.5インチモニタのほうでもD-SUB変換で使えるようになったけれど、15インチモニタのDVI変換だと相変わらず使えなかった。画面が大きいぶんには問題ないようだけれど小さい画面だと使えないようなわがままぶりである。そんでW95はWiFiの5Gに対応してないし、これ系の機器はWiFiが弱いと聞きかじっていたのでWiFiを使わずにイーサネットで接続した。設定から言語を日本語にするとUIが停止したけれど再起動したら直って、あとは時刻を日本に合わせてGoogle日本語入力をインストールすれば基本設定完了である。

これでドラゴンクエストライバルズを充電を気にせずに遊べるぞと思ってインストールしたら、最初のチュートリアルでバルカドの塔での戦闘画面に入ろうとするときにゲームが落ちてしまってまったく遊べなかった。しょうがないので実況パワフルプロ野球をやろうと思ったら画面が右に90度回転して横向きに表示されるうえに通信エラーが出てゲームを開始できない。ツムツムは画面が回転する上にルート化検知したぞこの野郎と警告がでる。じゃあ中華アプリなら遊べるんじゃないかと思って荒野行動をダウンロードしようとしたら、お使いの端末には対応してませんと来たもんでネタにもならない。Android TV BOXの商品説明にはゲームができると書いてあるけれど、これではゲーム機がわりにするのは無理である。スペック云々以前に横長モニタだとアプリによっては画面が強制的に回転して遊べないし、スマホと違ってマウスで操作するのでアクションゲームは遊びにくいし、私が遊びたいゲームでエラーが起きてまともに遊べるものがなかった。もっと探せばちゃんと動くゲームもあるかもしれないものの、遊びたいゲームが動作しない時点でゲーム機としての価値はないも同然である。がんばった自分へのごほうびに年末年始はゲーム三昧しようと思ったのにあてがはずれた。ぐぬぬ

じゃあパソコン代わりに文書作成に使えるかというと、10.1インチ以下のスマホタブレットだと無料でoffice mobileが使えるけれど、Android TV BOXだとoffice mobileが無料で使えないので文章作成にもあまり役に立たない。ぐぬぬ

じゃあAndroid TV BOXの本来の使い方としてメディアプレイヤーにしようと思ったら、SpotifyRadikoTVerのアプリは画面が回転してしまうのでブラウザ版を使うしかない。YouTubeとAbemaTVはアプリがちゃんと動作した。スマホと違って充電を気にせずに音楽を垂れ流しできるというのはスマホしかもってない人にとってはメリットになるけれど、私はメディアプレイヤーならパソコンで足りるのでAndroid TV BOXの出番がない。ぐぬぬ

iSPEEDをダウンロードしてガジェットの株価チャートをホーム画面に表示して株情報専用端末にすることも思いついたけれど、ホームランチャーを変えないとガジェットをホーム画面に置けないし、株情報専用端末はAndroidエミュレーターでも代用できるのでわざわざAndroid TV BOXでやらなくてもいいやと思ったので試してない。スマホやパソコンじゃなくてAndroid TV BOXだからこそできることは他に何かないかと考えてみたものの思いつかなかった。これでは私がAndroid TV BOXを買った意味がないではないか。ぐぬぬ

というわけで初めてAndroid TV BOXというものを使ってみたけれど、使えないアプリが多いうえにホームランチャーが独特でAndroid機としての使い勝手は最悪で、ブラウザを使って動画や音楽をストリーミング再生するか、手持ちの音楽・動画・写真ファイルを再生するくらいしか使い道がない。イーサネット接続すればWiFiよりはストリーミングが途切れにくいしスマホと違って充電を気にせず使えるというメリットがあるのでブラウジングやメディアプレイヤーの用途でしか使わないという人にはこれで十分だけれど、Androidのアプリをいろいろ使いたい人はAndroid TV BOXを買うくらいならもうちょっとお金を出してスペックがいい中華スマホタブレットを買って、アンドロイドミラーリングケーブルやミラキャストとかでモニタやテレビに出力するなりするほうがよい。いくらAndroid TV BOXが安いとはいえ、これほどまでに役に立たないとは予想外だった。

W95以外は満足がいく買い物だったけれど、私の年末年始ゲーム三昧プランがつぶれたので、無駄遣いしたぶんがんばって仕事することにする……。

 

2017/12/18追記

W95はroot化された状態で出荷されているのだけれど、root化されているとゲームが動かなくなるのだと小耳に挟んだ。じゃあSuperSUでunrootできればゲームができるようになるんじゃないかと思いついたので、どうせこのままだと役に立たないのだから壊れるのを覚悟で試してみようとSuperSUをインストールして再起動したら"Please wait..."でぐるぐるしていくら待っても先に進まなくなった。調べてみたらW95ではSuperSUは使えないと英語の掲示板に書いてあって、W95の背面のリセットボタンを押してもブート画面が出なくて初期化ができなくて本格的なゴミになった。ぎゃふん。

今回の教訓は、Androidがroot化されていると遊べないゲームが多い→GearBestで売っていたAndroid TV BOXはたいていroot化されている→SuperSUでunrootすることもできないかもしれない→Android TV BOXはゲーム機代わりにはならない、ということだった。3000円は貧乏人には高い勉強代である。