楽しい貧乏暮らしの哲学
バブル崩壊後の失われた20年、嘘っぱちのトリクルダウン、格差拡大、新自由主義、自己責任。痛みに耐えてよくがんばっても誰も感動もしないので、もう収入を増やすためにがんばるのはあきらめて、現状維持しつつ楽しく貧乏に暮らす方法を考えてきたけれど、私の貧乏暮らしの経験が他の貧乏な人にも役に立つかもしれないので、このブログを書くことにした。
私が楽しく貧乏暮らしをする上で原則は、貧乏暮らししつつ自立することである。そのために守っているルールがいくつかある。
・クレクレしない
クレクレというのは他人のものをくれくれとほしがることである。2ちゃんねるによると、お弁当のおかずを一口クレクレ、おさがりの服を使ってやるからクレクレという具合に他人のものをほしがってしつこく詰め寄ったり強奪しようとしたりして煙たがられるセコママがたくさんいるらしい。
私は他人からものをもらうにしても、自分からはねだらずに相手の好意でものをもらう。もしくは対価として何かを提供する。私は終電をなくしたりクラブで徹夜して仮眠をとりたい友人たちを家に泊めていて、そのお礼にお菓子をもらっている。
私が貧乏だからといって一方的にものをくれようとする人もいるけれど、それは好意というよりいらないものを押し付けられているだけで、恩着せがましくほしくもない不用品を押し付けられてごみ捨て場代わりにされるのはまっぴらである。
私は貧乏だからこそ欲を捨てて清貧であるべきだと思っている。貧乏なうえに性格まで悪いのではただのくそ野郎である。私は文学者なので本を読めれば満足なので物欲があまりないのでのんびり貧乏に甘んじていたら、もっと欲を持てと親父に叱られた。しかし親父はむしろ資本主義社会にいながら物欲に流されない立派な息子を誇るべきだろう。
・足りないものは想像力で補う
貧乏暮らしをしていると足りないものだらけである。そこで足りないものをすぐに買わずに、自分で作ったり、他のもので代用できたり、工夫して買わずに済ませる方法をまず考えるようにしている。貧すれば鈍すという格言どおりにならないように、貧乏だからこそクリエイティブでなければならない。
私は6000円でミシンを買って、古くなったズボンをハーフパンツにリメイクしたり、古着を解体してバッグや小物を作ったり、古くなったバスタオルで枕カバーを作ったりしているし、100円ショップで買った道具をつかっていろいろDIYをしている。自分で工夫してものを作るのは楽しいものである。
・病気にならない
楽しく貧乏に暮らすためには健康でなければならない。病気になると働けなくなって収入が減る上に、治療費もかかって家計ダメージが倍増するので、貧乏人が病気になると致命傷になりかねない。とはいえいくら気をつけていても何の病気にもならないというのは不可能なので、なるべく病気を予防して、自分で治せる病気ならなるべく自分で治したい。
私は胸が痛くて病院にいっても原因がよくわからないといわれた上に5000円も検査費用を取られたので医者をあまり信用しないことにして、メルクマニュアルで症状を調べて肺に血栓が詰まっているようだったので納豆とたまねぎを食べて自力で治した。ノロっぽいのやカンピロバクターっぽいのにもなったけれど、なんとか生命力をかき集めて病院に行かないで耐えた。
これらの原則を守っていれば楽しく貧乏に暮らせると思うので、他の記事で詳細を書いていくつもりである。
このブログが皆さんの楽しい貧乏ライフの参考になれば幸いです。